結婚しようよ


映画『結婚しようよ』を観て来た。

邦画は短い期間での上映なので、
見逃さないようにと仕事帰りに焦って行って来たのには訳もあった。

映画の中にネット仲間のルビーさんが、
ボランティアのエキストラの一人で出演してると言う。
こりゃ、見逃したら大変だ。

どの辺に注意して観てたら分る?
・・・と、ちゃんとメールで事前確認してから行った用意周到な私・・・笑。
教えてもらった通り、ちゃ~んと見つけた。
それも2回も映っていた。すごいなぁ。

エキストラに出た話はだいぶ前に聞いたのだが、
こうして映画になるって凄い事だと思った。
記念になるしね。

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70年代のフォークソング全盛期に青春期を過ごし、
今は平凡なサラリーマンとして家庭を生きがいに働く団塊世代の父親(三宅裕司さん)を主人公に、
長女や次女や妻(真野響子さん)がだんだんと自立していく中で起こる悲喜こもごもを描いた映画。

家族という単位の中では、それぞれに決め事があると思う。

〝一家で揃って夕飯を食べる〟という決め事を守り通していた主人公が
自分が連れて来た若者との出会いから段々と日常に変化が起こる。

いきなり知らない若者を家に連れて来て、
ご飯を食べさせるというストーリーが妙と言えば妙だけど、
家族みんなで夕飯を食べる事という決め事を理解してもらうという設定なので
それはこの映画の中でのキーになっている感じがした。

その若者が実は、関西淡路大震災で、家族皆を亡くしていた。

そういう立場だからこそ、家族揃っての夕飯の意味は理解してくれたのだろう。
でも、その若者がいざ自分の娘の相手となると、父親としては話が別なのだろうな。

岩城滉一さん演じる父親の友人が、すごく渋くて、
昔、主人公と同じフォーク世代を生きて来た人とは思えない感じがした。
でも、この岩城滉一さんが父親の役では、この映画が成り立たない。
やはり、ここは三宅裕司さんが主人公なのだろうな。

また、第二の人生の田舎暮らしをはじめた年配の夫婦役が、
松方弘樹さんと入江若葉さんなので「ん?」と思った。

松竹映画だからかな・・・とも思ったけど、
松方さんが田舎暮らしかい・・。
どうも、ありえないと違和感を感じたのは事実だった。
ホンモノは絶対に「田舎暮らし」は、しないよなぁ。(笑)

長女役の藤澤恵麻さん演じるお嬢ちゃん役が、
いかにも姉妹の長女っぽい感じがした。

スラリと伸びた足が見えるウエディングドレス姿が、
元ノンノのモデルのせいかとても可愛かった。

妹役でバンドのボーカルとギターを弾いてる次女は、
『中ノ森BAND』のAYAKOさんだが、力強い歌声と明るい演技をしていた。
映画初出演とは思えなかった。

妻役の真野響子さんがちくちく縫っていたのは、
韓国のパッチワークというべき『ポシャギ』だ。

あれは実物も見て来たけど、確かに素敵だった。
これも巷では、じわじわと人気が広がってるらしい。
いかにも安定した妻のちょいとオシャレな趣味という感じがした。

今回の映画は、娘二人の設定だったが、
これがうちのように息子だけだったらどうなるのかなぁとも思った。

うちも家族だけのルールがあったように思う。
そのひとつを思い出せば、
何が何でも「夕方7時はNHKのニュース番組を見る」というのがあった。

たとえ子供が見たいTV漫画があっても、ニュースが優先だった。
幼児や幼稚園児相手に、絶対にゆずらない父親(コロちゃん。)だった。

『ドラえもん』が見たい・・・と何度泣かれた事か。

映画の中で真野響子演じる妻が
『うちではお父さんがルールなの』というセリフがあった。

一家を支える父親としての権威とまではいかないまでも、
尊敬の気持ちをそれとなく示せるような、
父親を立てるような事を言える母親が、今の時代どれほどいるのか。
そんな事もふと考えた。

そんな威厳のあるような父親もそんなに居ないのかもしれない。


映画では、20曲もの吉田拓郎の歌が流れる。
大の拓郎ファンだという監督の思い入れがあちらこちらに感じられる映画だった。
最後の2006年の31年ぶりの「つま恋コンサート」での吉田拓郎の歌に熱狂するシーンも見もの。



結婚しようよ公式HP

吉田拓郎YouTube

中の森バンドYouTube
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by mismis10 | 2008-02-20 02:23 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係
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