青い色


「上村松園の近代と伝統」
を近くの美術館の閉館の間際に見に行った。

終了までには、まだ日があったが、
うっかりすると忘れてしまう所だったので、時間が出来たので大急ぎで寄ってみた。

大急ぎの美術鑑賞というのは、いけない事だと思うけど、
私は、展示されてる中に、たった1枚で良いから
自分の心に響く絵があれば満足な人間なので、
それが見れたら、後はそれほどサクサクと見て歩くのは気にならない。

むしろ誰かと行くと、その人に合わせなくては申し訳無い気がして、
自分のテンポで歩けないので、変に気を使う。
だから、けっこう一人での美術鑑賞が多い。

上村松園は、明治に生まれ、大正・昭和の時代を通して活躍した
京都画壇を代表するに日本画家だ。

京都の商家に生まれた彼女は、
幼い頃父を亡くしたが母親の全面的な後押しで、
日本を代表する女流画家として生涯を通す。

まじかに見る松園の作品は、
作品を守るために、かなり照明が落とされて暗かったが、
迫力と繊細さが入り混じり、とても素晴らしかった。

『縮図帖』と呼ばれる、
おびただしい模写・スケッチの展示もあり、
大きな作品の完成の裏には、こうした努力があるのだと感心した。

日本画に使われる岩絵具は、
鉱物を砕いて溶いて色を出すらしいのだが、
この色はどうやって出したのだろうという色の作品があった。

おそらくきちんとした正式な色の名前があるのだろうが、
私は最近気になるその『青』の色の着物に、
どうしても目がいって仕方なかった。

西洋だったら『ターコイズブルー』の色に近いというべきか。
とにかく素晴らしい発色だった。
明治時代の人が使ったとは思えないほど、研ぎ澄まされた色だった。
日本画の色は世界に誇れる色だと思う。

松園の画像が載せられないのは当たり前であるが、
この話の後で出す画像では無いのは十分承知の上での
まったく何の縁もゆかりも無い画像です。

松園さん、ごめんなさい。(笑)

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最近のお気に入りの『青い三輪車』と『青い木製のいす』

三輪車は、もっと錆びた方が個人的には好みなので、
これから、海水くらいの塩水を塗ってサビサビにする予定。
椅子は、このままでい~す。(笑)

コレを持って歩いていたら、偶然に、知り合いの奥さんに会った。
「あら~。そんな汚い三輪車、どこで拾って来たの?」と質問された。

「買って来たの」と言うには、かなり勇気が言った。
言ったけどね・・・笑。
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by mismis10 | 2007-11-02 23:09 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係
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