キャッチボール

昔の話をすると笑われるけど。

うちの夫は昔、たいていの男親がそうであるように男の子が出来たら野球をやらせて、時間があればキャッチボールなんかをしようとか考えていたらしい。

小学校にあがる頃になると念願の事をしようと思ったが、そうした事に興味が無い長男はいざ空き地でやろうとすると嫌がる。

始めてみれば下手くそだから、子供相手だと言うのに今度は短気の父親のほうがキレる。まったくお互いに、タイミングが悪い。

お互いに合いいれずのまま、あっちこっちにボールが行って度々中断しながらそれは続いた。

父と子はこうあるべきだ。と考える夫。
何だか分んないけど、やれっていうから仕方無くやってる息子。

いやはや、今思い出してもチグハグな事このうえ無いキャッチボールだった。
まったくドラマなんかに出て来るソレとは違っていた。

それでも地域の子供会の野球に長男は数年入っていた。ただ当時は恐ろしいほどの子供の数で、6年生の最後にバッターボックスに入れてもらっただけで、試合にはほとんど出させて貰えなかった。

私も何年も夏の暑い日に、息子が出ない試合のために、皆のお弁当や冷たい麦茶の手配やら、試合の合間の休憩のアイスやら、果ては汗をかく子供達がバッターボックスに入る前だか後だかのおしぼりの手渡しの世話やら、先輩のお母さんに言われて一生懸命に奉仕した。そういう事をした事が無かった私は正直驚いた。

「良い成績を上げるには、ちょっとした気づかいをするのだ」と長年リーダーをしていた先輩の母親に言われたのを覚えている。

子供なんか、汗まみれで運動をするものだと思っていたからやり過ぎだろうと思った。今はどうなってるのか分からないけど、当時はこれがシーズン中毎週くらいに試合があって、親は終始それに付き合う。

でも入った以上は仕方無いと観念して黙っていたが、内心こんな事するのはバカらしいと思っていたので、次男がこうした集団に最初から入らないと拒否してくれた時は飛び上がるほど嬉しかった。まったくいい加減な母親だ。

たぶん、うちは一家揃って、野球とかそういう皆でやる運動に縁の無い家なんだと思う。

未だに私は野球の試合を見ても、頑張ってるなぁーとは思ってもそれほど感動しないもんなぁ。
c0073802_16275939.jpg


季節外れの雪で春彼岸のお墓参りに行くのを伸ばしたら、春の選抜の高校野球が始まっていた。それを見てたらそんな事を思い出した。
[PR]
by mismis10 | 2014-03-21 16:37 | 日常あれこれ
<< SNS 担当者の名前 >>