大きな駅で出れば、どこかに喫茶店らしいのがあるだろうと思い
「鐘路」という大きな感じがした駅の所で降りてみた。 が、地上に出たらドコにもそれらしい店が無い。 仕方ないので、コンビニで、飲みモノを買う。 お天気も良いので、ぶらぶらしようというコトにした。 街並みを見ながら、歩く。 いろんな店が並ぶ街は、けっこう面白かった。 お互い分らない道なのに、神社仏閣らしい建物があると、フラフラと、そこら辺へと寄る。 二人で、勝手にあちこち歩き回り、画像を撮ったりして過した。 (こういうのが旅の醍醐味だよねぇ・・・笑。) 過激とも思える色の装飾の建物が立って居た。 その道の前の屋台のような処で、朝からお酒を飲んでる老人なんかも見かけた。 戦前の自転車みたいな感じのソレを停めて居た。 広い道路から少し脇の道に入ると、昔っぽい家があり、 一輪車を押して、その家の壁の修理とかしてる小父さんが居た。 こんな風にして、とり合えず、また大きな道路に戻り、 どんどん前へ進むと、大きな宮殿が見えて来た。 おそらく「昌慶宮」(チャンギョングン)だったと思う。 その前を通り、さらに歩き、次の目的地の「景福宮」(キョンボッグン)へ向った。 地下鉄で向うはずだったのに、なんと歩いてココまで来てしまった。(笑) ソウルには、5大宮殿があり、 この「景福宮」の日本語解説ツアーの時間に間に合うようにと、 朝から出て来たわけだが、その時間より前に着いてしまった。 警備の若い男性の人達が立つ門をくぐる。 果てしなく広い敷地だった。 ソウルのビルの立ち並ぶ中に、こうした空間があるのだった。 風水によって建てられた宮殿の後ろには、尖った山が崖肌を見せてそびえ立って居た。 時間になるまで、あちこち見て歩く。 写真撮影のためのアルバイトらしい民族服を着た若い女性が居た。 どこかへ行こうとしてた。 (どうやら、おトイレだった。。。。笑。) 民族衣装の裾を持って歩く足元は、スニーカーだった。(びっくり・・・爆。) しかし、宮殿前を歩く姿は、まさにタイムスリップしたようだった。 時間になり、日本語の堪能な案内役の人の後について説明を受ける。 ちょうど、宮中の護衛の人達の交代の様子を広場で始まるようなのだったが、 同時に説明ツアーが始まったので、見る事が出来なかった。 (そこへ向う装束を着た人は少し見れた。) こういうのは、もし、ディズニーランドなどだったら、 ちゃんと時間を考えてパレードなんかをしてくれるのだろうになぁ・・・・。 と、なぜかソコで、そんな商業主義に慣れてしまってる自分を思う。(笑) 流暢な日本語案内の女性の方の話は興味深いモノだった。 歴代の王さまが、平均で46歳くらいで亡くなったそうだ。 病名は、ワースト3が、脳卒中・糖尿病・皮膚病だそうだ。 (一日5回の食事で、運動はしないゆえ、仕方ない病気だったのだろう。) 韓国では、亡くなった王さまに、その業績に相応しい戒名らしい名がつくらしい。 亡くなった後、審議する立場の方達が居て、名前を決めるのだそうだ。 王さまには、生きてる間には贅沢の限りをさせるのだが、 きちんとした仕事を残さないと、 末代までに残る形で、厳しくその業績の価値を問われるのだそうだ。 28人居た歴代の王さまの中には、業績が「ん?」という方が居たらしい。(約2名ほど・・。) (その王さまらは、それなりの名が付いたらしい。。。。笑。) 王さまと謁見するには、 9つもある門を通らないとその建物の場所まで行けない。 下界と宮中の境には、どの宮殿にも川が流れて居て、 そこで、身を清める意味があったらしい。 建物の屋根の角の部分には、風水の方角によって、守る動物が居た。 建物の屋根の尾根には、王を守るための「竜」を意味する装飾がされていた。 奥のほうにある、お后さまと過す宮殿だけには、その装飾が無い。 そのお后さまが居る宮殿の前の庭も、興味深いモノだった。 段々の階段状になっていて、部屋から庭の植物が眺められるようになって居た。 全部オンドルの床で、その床暖房の煙突の部分が庭にあって、 それが庭でのアクセントにもなって居る。 特に、最後に案内されて見た庭園の池に浮かんだ東屋は素敵だった。 ハスの花が咲いて居た。 そこにも、寒い季節にもお后さま達が楽しめるようにと、 オンドルが施してあったらしい。 華やかな宮中での生活が、想像出来た。 チャンムグの世界だ。。。。 チャンムグの誓い このドラマの「チャンムグ」さんは、実在の女医だと案内の方が言っていた。 過去の文献に、その名がちゃんと残されていると言う。 (毎週木曜日のBS放送が、ますます楽しみになって来た。) この王宮は、市内で最大のもので、12万坪の敷地があるらしい。 火災や、日本の占領下で、多くの建物が壊された悲しい現実があったが、 現存するモノや、復元されたモノは、貴重な文化財として扱われているらしい。 案内の方は、そうした悲しい歴史には、まったく触れずに話をしていた。 私は、その事実は、ガイドブックなどで知っただけだ。 (戦争は、嫌だな。。。そう思った。) 幼稚園児くらいの小さな子供達の集団が、 元気良くぞろぞろと同じ格好をして訪れて居た。 そこから、同じ敷地内の隣の場所の「国立民族博物館」へと向う。 文化の違いの様子が、はっきりと見て取れるような展示物がたくさんあった。 リアルな蝋人形や、昔の生活の様子を再現したコーナーも見た。 靴などは、今でも十分はけそうなモノもたくさんあった。 そこから、今度は、タクシーで次の場所へ移動した。
by mismis10
| 2005-06-03 22:33
| 旅(韓国編)
|
カテゴリ
全体 日常あれこれ 2018・ベトナム・カンボジア おでかけ(2015) お出かけ(2014) 松山、高松、倉敷、大阪の旅 2013・イギリス 2012・台湾 お出かけ(2012) 東日本大震災 お出かけ(2011) 古いモノ・アンティーク 韓国ドラマ(HYUN-BIN関係) ダイエット編 映画・演劇・美術鑑賞・関係 フラワー関係 骨董Jと都内あちこち編 アンティークフェア・in新宿 骨董Jと中央線界隈編 引越し物語(2007・3) 旅(信州編) 東京ディズニーリゾート 東京周辺あちこち編 大人の社会科見学編 旅(仙台編) 青春18きっぷ編 旅(会津編) 旅(ニューヨーク編) 旅(韓国編) 旅(山形編) 旅(那須塩原編) 旅(東京・熱海編) 未分類 以前の記事
※メール先
メールは「●を@に変えて」から送って下さい
mismis10tinbox●yahoo.co.jp その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||