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旅日記・ソウル編・8・「景福宮」・歩いて歩いて・・・の巻き

大きな駅で出れば、どこかに喫茶店らしいのがあるだろうと思い
「鐘路」という大きな感じがした駅の所で降りてみた。

が、地上に出たらドコにもそれらしい店が無い。

仕方ないので、コンビニで、飲みモノを買う。
お天気も良いので、ぶらぶらしようというコトにした。

街並みを見ながら、歩く。
いろんな店が並ぶ街は、けっこう面白かった。
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お互い分らない道なのに、神社仏閣らしい建物があると、フラフラと、そこら辺へと寄る。
二人で、勝手にあちこち歩き回り、画像を撮ったりして過した。
(こういうのが旅の醍醐味だよねぇ・・・笑。)

過激とも思える色の装飾の建物が立って居た。

その道の前の屋台のような処で、朝からお酒を飲んでる老人なんかも見かけた。
戦前の自転車みたいな感じのソレを停めて居た。
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広い道路から少し脇の道に入ると、昔っぽい家があり、
一輪車を押して、その家の壁の修理とかしてる小父さんが居た。
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こんな風にして、とり合えず、また大きな道路に戻り、
どんどん前へ進むと、大きな宮殿が見えて来た。
おそらく「昌慶宮」(チャンギョングン)だったと思う。

その前を通り、さらに歩き、次の目的地の「景福宮」(キョンボッグン)へ向った。
地下鉄で向うはずだったのに、なんと歩いてココまで来てしまった。(笑)

ソウルには、5大宮殿があり、
この「景福宮」の日本語解説ツアーの時間に間に合うようにと、
朝から出て来たわけだが、その時間より前に着いてしまった。

警備の若い男性の人達が立つ門をくぐる。
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果てしなく広い敷地だった。
ソウルのビルの立ち並ぶ中に、こうした空間があるのだった。
風水によって建てられた宮殿の後ろには、尖った山が崖肌を見せてそびえ立って居た。
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時間になるまで、あちこち見て歩く。
写真撮影のためのアルバイトらしい民族服を着た若い女性が居た。
どこかへ行こうとしてた。
(どうやら、おトイレだった。。。。笑。)
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民族衣装の裾を持って歩く足元は、スニーカーだった。(びっくり・・・爆。)
しかし、宮殿前を歩く姿は、まさにタイムスリップしたようだった。

時間になり、日本語の堪能な案内役の人の後について説明を受ける。

ちょうど、宮中の護衛の人達の交代の様子を広場で始まるようなのだったが、
同時に説明ツアーが始まったので、見る事が出来なかった。
(そこへ向う装束を着た人は少し見れた。)

こういうのは、もし、ディズニーランドなどだったら、
ちゃんと時間を考えてパレードなんかをしてくれるのだろうになぁ・・・・。
と、なぜかソコで、そんな商業主義に慣れてしまってる自分を思う。(笑)

流暢な日本語案内の女性の方の話は興味深いモノだった。

歴代の王さまが、平均で46歳くらいで亡くなったそうだ。
病名は、ワースト3が、脳卒中・糖尿病・皮膚病だそうだ。
(一日5回の食事で、運動はしないゆえ、仕方ない病気だったのだろう。)
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「王さまが謁見する部屋」

韓国では、亡くなった王さまに、その業績に相応しい戒名らしい名がつくらしい。
亡くなった後、審議する立場の方達が居て、名前を決めるのだそうだ。

王さまには、生きてる間には贅沢の限りをさせるのだが、
きちんとした仕事を残さないと、
末代までに残る形で、厳しくその業績の価値を問われるのだそうだ。

28人居た歴代の王さまの中には、業績が「ん?」という方が居たらしい。(約2名ほど・・。)
(その王さまらは、それなりの名が付いたらしい。。。。笑。)

王さまと謁見するには、
9つもある門を通らないとその建物の場所まで行けない。

下界と宮中の境には、どの宮殿にも川が流れて居て、
そこで、身を清める意味があったらしい。

建物の屋根の角の部分には、風水の方角によって、守る動物が居た。
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建物の屋根の尾根には、王を守るための「竜」を意味する装飾がされていた。
奥のほうにある、お后さまと過す宮殿だけには、その装飾が無い。

そのお后さまが居る宮殿の前の庭も、興味深いモノだった。
段々の階段状になっていて、部屋から庭の植物が眺められるようになって居た。
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全部オンドルの床で、その床暖房の煙突の部分が庭にあって、
それが庭でのアクセントにもなって居る。

特に、最後に案内されて見た庭園の池に浮かんだ東屋は素敵だった。
ハスの花が咲いて居た。
そこにも、寒い季節にもお后さま達が楽しめるようにと、
オンドルが施してあったらしい。
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華やかな宮中での生活が、想像出来た。
チャンムグの世界だ。。。。 チャンムグの誓い

このドラマの「チャンムグ」さんは、実在の女医だと案内の方が言っていた。
過去の文献に、その名がちゃんと残されていると言う。
(毎週木曜日のBS放送が、ますます楽しみになって来た。)

この王宮は、市内で最大のもので、12万坪の敷地があるらしい。
火災や、日本の占領下で、多くの建物が壊された悲しい現実があったが、
現存するモノや、復元されたモノは、貴重な文化財として扱われているらしい。

案内の方は、そうした悲しい歴史には、まったく触れずに話をしていた。
私は、その事実は、ガイドブックなどで知っただけだ。

(戦争は、嫌だな。。。そう思った。)

幼稚園児くらいの小さな子供達の集団が、
元気良くぞろぞろと同じ格好をして訪れて居た。


そこから、同じ敷地内の隣の場所の「国立民族博物館」へと向う。
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文化の違いの様子が、はっきりと見て取れるような展示物がたくさんあった。
リアルな蝋人形や、昔の生活の様子を再現したコーナーも見た。
靴などは、今でも十分はけそうなモノもたくさんあった。
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そこから、今度は、タクシーで次の場所へ移動した。
by mismis10 | 2005-06-03 22:33 | 旅(韓国編)
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