白い誘惑

1735年創立のイタリア最古の名窯のリチャード・ジノリというメーカーがある。
昔、円高でも何でも無い時代だった頃は買う時にかなり勇気がいった陶器。
最近ではネットでも買えるので、昔、苦労したのは一体なんだったのだろうと、ふと思う。

そのジノリの業務用食器が、カ☆チで売っていた。
(※カ☆チって、大型のドラッグストアみたいなお店。)

どうしてココにと思ったが、とにかく陳列していた。
しかも、1枚980円というリーズナブルなお値段。本当はもっと高額。
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いろんな形があったが、リムと呼ばれるフチが無い皿が欲しかった。

買うか買うまいか、しばし悩んだが結局その日は止めた。イベントなどで友人のJ子さんやYちゃんが使ってるIKEAの白い大皿が便利だなと常々思っていた。

しかし買うとなると何枚必要なのか。
二人暮らしになった今、大皿を西洋的に6枚必要かどうか、そこもまた悩む。

あの3.11以来、食器にはそれほど興味が無くなっていたのだが、この頃になってまた“買ってもいいかな病”が出て来た。

で、その事を友人に話したら「やっぱり買うなら6枚」「家族4人に息子のお嫁さんの分も必要だよ」と妙にリアルな会話になった。もちろん、息子らが結婚する予定は無い。

「実際に二人暮らしだと使う皿も枚数も限られてるんだよね」「2枚だけ買うか」と私が言えば、
「中途半端に買うのは止めたら~」「買うなら6枚。もしくは、まったく買わないの」
と年下なのに、とても大人の忠告をしていただく。(確かに。)

結局、買うか買わないか判断出来ないまま「んだよね~」と言いながら友人宅を後にした。
もう一度みてから決めようと軽い気持ちで、またお店に寄った。

なんと私が買うかどうか悩んだお皿は、あと2枚しか無かった。
う~ん、悩むなぁ。

ちょっと悩んだ末に、私は側を通った店員さんに言った。
「このお皿、あと4枚、取り寄せられますか?」

白い誘惑に負けた。しかも完敗。
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by mismis10 | 2012-09-02 08:42 | 日常あれこれ
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