先週末に、卒業した中学校の同窓会に出た。 知らずに出たが、大きな学年全体の集まりのプレ会合のようだった。 地元の人達が、こうして幹事をしてくれているのだ。 私は前回出てから十数年ぶりで、ずいぶんご無沙汰だった。 知らない間に亡くなった人もいて、もう少し間を空けないでやろうという話も出た。 女性の同級生は顔も名前も一致するが男性はどうも駄目だ。 話を聞いてる間に思い出す時もあるが、結局最後まで誰だか分らず仕舞いの人もいた。 それでも、気になっていた人とは話が出来た。 長年気になっていた事を伝えて随分とすっきりした。 本当の所はどうか判らないが、私が迷惑をかけたと感じていた事は、相手にはそうでも無かったと言う。その同級生の家の前を通るたびに申し訳ない気がしていたから、今度はそうならないだけでも安心とする。ありがとう。 遠方から来た同級生は、競技としてのボウリングを行っているのだそうだ。国体にも参加したのだそうで、私はボウリングが国体のスポーツになっているのさえ知らなかった。 その容貌とは、かけ離れたスポーツをしているので、ちょっと驚いた。 でも、考えてみたら結構似合うかもしれない。 中学生の頃も運動神経の良い人だったし。 で他の同級生が私を見て、いきなり「ずいぶんと大きくなった」とか、それこそ随分な言われ方もされた。そういう事を言うのは男性だけれど、確かにまぁ、そう言われるだろうとは自覚があったので、笑ってごまかした。もう五十も過ぎてくると、何を言われても平気だ。 私の住む地区の放射線の値についても話題が出た。 福島市の私の住む地区よりも同窓会があった実家の町のほうが、かなり低いのだ。 値にしたら10分の1くらい低い。 距離的には、原発に近いのは実家のある町のほうなのに。 私の住む地区の名前を言うとほとんどの人は、その地名が頻繁に報道されているので「大丈夫か」と聞いて来る。大丈夫かどうかは、私にも判らないけど、まぁ普通に暮らしている。 私の地区の除染作業は7月だそうだから、それまでは、危なそうな場所は避けて行くしか無いなと思っている。しかし作業が終わった所で、また次第に線量があがるだろうという話もよく聞く。実際、除染作業が終わった地区の人達から、作業した後また再び線量が上がって来たという話も聞くのだ。 まるでイタチごっこだ。 今回の原発事故についても、同じ県内でも、環境や放射線の線量が違うと放射能への意識もかなり違うのを会話の中で感じた。 おそらく避難している人達はもっと更に違う意識なのだろう。 東京電力福島第1原子力発電所は、1971年運転開始だから、まさに私達が中学生の頃に出来た訳だ。その頃は福島がこんなになるとは夢にも思わず、のんびりとした中学生だった。 出来る事なら時間を戻したい。
by mismis10
| 2012-02-29 01:03
| 東日本大震災
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