新大久保へ


① ~スタートの朝~

「名刺が3枚しか入ってない」
バタバタと準備をする中、夫が名刺入れを見てそうつぶやいた。

結局、駅とは違う方向にある職場まで行ってから新幹線へ乗ることになった。
こうして時間にして1時間早く自宅を出るはめになった。

一日乗車券を使って久々に東京へと、前日の夜に準備をしていたら、
「俺も、明日東京。泊まりの出張。」なんて言い出した。

特に一緒でなくても良いのにどうした訳か同じ新幹線だった。
挙句の果てに名刺事件だし。

旅のスタートはいつも何かあるのが、お約束。
従順な妻は助手席でそう思った。

取りに行く途中、信号機の赤信号で止まった時、
反対方向から来た友人J子さんが、そんな事をボーと考えていた私に、
懸命に手を振ったりしてくれてたなんて全然気が付かなかった。

新幹線に乗った頃に来た彼女からのメールで、初めて知った。

いつもそんな感じだ。

反対側の道を歩いていた友人から
「ちょっと~、何で声かけてるのに無視すんのよ」なんてよく言われた。

無視している訳でなく、近眼なのと、
頭の中はだいたい別の事を考えてるから気が付かないのだ。

もともとボーとしてるのだ。
ボーとしたまま五十も過ぎてしまった。
多分、これからもボーとした人生のような気がする。
[PR]
by mismis10 | 2011-07-16 23:02 | 韓国ドラマ(HYUN-BIN関係)
<< 新大久保へ ブログの方向性についての宣言 >>