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「震災の後で」

~土と要望書~

素敵な時間を過ごした後でも、
残念ながら原発災害はまだまだ続いている。

あぁ何も考えず「今年のバラの咲き具合は?」なんて話をしていた頃に戻りたい。

何の解決にもならない混迷する政治の中、
私達の生活はあの日以来ずっと混乱したままだ。

辞めるやめないで揉めた後は、大連立だとかなんだとか、
自分達の立場がきちんとしないなら仲良くするのはごめんだという。

遠くから見てると、はっきり言ってバカ馬鹿しくて話にならない。
こんな主婦にまで冷やかにみられる日本の政治家って。一体なんなの。

騒いでいる政治家達は、
みんな被災した県や我が福島に来て少しでも滞在して欲しい所だ。
私達は3ヶ月もこの状態でいるのだから。

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福島の伊達市では各家庭の放射線量を測定して、
高い数値が出た民家の表土を剥ぎ取る対策をするとの事の新聞報道を読んだ。

費用は市が負担して、最終的には東京電力に請求出来ないかと検討しているという。

以前聞きに行った武田教授が言われた「除染」という作業を、
地方自治体が率先してやるという事なのだ。

どんどんこうした動きがあって欲しいと願う。

先日うかがった本宮市の知人のお宅では、
自前で業者に頼んで、庭の表土を取り除く作業を行うとの話だった。

学校や公園とかでは無く、
自分の家の庭の土を自分で取り除くのだという。
「その土はどうするのか」と聞いたら、
それもまた自分の持ってる土地の敷地内に保管するのだという。

そういう土地がある人は良いが、
そうで無い場合はやはり自治体が力をかしてくれないと
とてもじゃ無いが、いくら福島が田舎でも県民全部がそうした事が出来るはずがない。


またTV報道で、
福島大学教員有志による「福島大学原発災害支援フォーラム(FGF)」のメンバーが、
6月6日、福島県知事宛に要望書を提出したとの事。

【FGFの要望書】

これも私達にとってはとても有り難い事だ。
国の対応を待っていたのでは解決は難しい。
こうして、知識のある人達が声をあげてくれるのは助かる。
by mismis10 | 2011-06-08 01:02 | 東日本大震災
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