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「震災の後で」

~メルトダウンと音楽の力。~



浜岡原発や夏の電力不足の話題や6億円の強盗の話で
つい油断しちゃいそうだけど、
東京電力福島第1発電所の1号機の事を、ちゃんと見ておかないといけない。

3月11日の地震、津波の後、12日の水素爆発を起こしたあたりで、
どうやら1号機は炉心棒が完全に露出してほとんどが溶けて下に落ちているらしい。
そして、その落ちた燃料の熱が圧力容器の底の配管部分を溶かして水漏れしてる状態らしい。

経済産業省の原子力安全・保安院は、
メルトダウン(全炉心熔融)の状態である可能性は「否定出来ない」と発表した。
<この言い方も、なんとか普通に発表出来ないのだろうか。>

これからまた、さらに違う工程表が発表されるようだが、なんだかこうなっていた事が
本当に今まで知らなかったのだろうかとか疑いたくなる。
いつも騙されているからどうも信用出来ない感じなのだ。

さらに盛んに恐怖心をあおった『メルトダウン(全炉心熔融)』という言葉だが、
それがすでに起こってるのに、大丈夫なんだろうか?
今の所、温度が低いから大丈夫とか言われてるが、本当に大丈夫なんだろうか?

塊になってしまった燃料棒は、いったいどうやって冷やすのだろうか?
どうやって空いた穴や配管の漏れをふさぐのか?

しかも、この1号機はまだ安定している容器だというのに、
こうなると他に残ってる容器は大丈夫なのだろうか?

素人の私が考えても分からないが専門家などはいるのだろうか?
もっと詳しく説明して欲しい。

というより、東電と国は、福島県民をはじめ国民に詳しい説明をしても良いはずだ。
ただの工事現場とかじゃ無いのだから、今現在の状態やこれからをきちんと教えて欲しい。

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「震災の後で」_c0073802_053171.jpg

「ソングス・フォー・ジャパン 」を購入。
それにしても凄い曲数だ。2枚組で、37曲収録。
3月の末あたりからiTunes Storeを通じて配信発売されて、
全世界18カ国でNo.1を獲得したりしてきた。

でも、私はその頃はとてもじゃないがラジオなどで知って感謝の気持はあっても、
音楽に没頭する余裕がぜんぜん無かった。
やっと今頃になってこうして聞く時間が持てるようになった。

耳にしたアーティストだけど歌はよく知らない人も入っていて、なかなか良い。
ただバックグラントの音楽としてかけるよりは、
メッセージソングとして歌詞の内容を把握しないと聞いても意味が無いように思った。

英語が堪能で日本語みたいに歌詞の意味が解かればいいのになぁ。
どうして勉強しなかったのか、今になって後悔する私。
そういう事で、輸入版だと安いのだが、歌詞と解説があるので日本版を買った。

歌詞を読むと、また今の自分に何かを伝えてくれるようで感動的だ。

●ジョンレノンの「イマジン」
どうして40年も前の曲なのに、こうも色褪せない無いのだろう。

想像してみてごらん 国家なんてないことを
むずかしいことじゃない
殺す理由も 死ぬ理由もないし
宗教だってないことを
想像してみてごらん すべての人々が
幸せに暮らしていることを

僕を夢想家だと君は言うかもしれない
だけど夢をみてるのは僕ひとりじゃない
いつか君も仲間に入って
世界がひとつになることを願っているんだ


●ボブ・デュランの「嵐からの隠れ屋」の歌詞も。
「おはいり」と彼女は言った
「あんたに嵐からの隠れ屋をあげるから」

●「ウォーク・オン」/U2
解説で、このU2の曲がミャンマーの民主化運動指導者の
アウンサンスーチーさんにささげられた曲だというのも知った。

歩くんだ、歩き続けるんだ
あなたの持ってるものはやつらには盗めない
いや、やつらには感じることすらできない
歩くんだ、歩き続けるんだ
今夜は無事でいてほしい


●ボン・ジョヴィの曲も歌詞も泣かせる。
「ホワット・ドゥ・ユー・ガット」/ボン・ジョヴィ

みんな何かを求めてる
あと少しでいいからと
だからって生活費のためじゃない
金持ちもいれば貧乏人もいる
手下もうれば王様もいる
宿無しに
世界の支配者
けれどそんなのちっとも意味はない

愛がなければ
それはただの点数かせぎ
愛がなければ
僕らは何のために生きてるの

最後に入っていたのは
●ノラ・ジョーンズの「サンライズ」
「日出ずる国」の日本へ向けての曲だそうだ。


反戦の歌とか、内戦や、政府による武力弾圧を歌ったものも多く含まれて、
必ずしも地震、津波、原子力災害に対しての今の日本へ合ったものばかりが含まれて訳では無いが、
こうして行動を起こしてくれるアーティストと音楽業界に対して感謝したい。
また、これを購入してくれた世界中の人にも感謝したい。

ありがとうございます。
日本の東北、福島からも、たった一人ですが、ささやかですがお礼を言いたいです。
by mismis10 | 2011-05-14 01:02 | 東日本大震災
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