<   2011年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧

年末に


今年ももうあと少しになって来た。

決して忘れない事が起こり、まだその傷も癒えぬまま、
こうして新年を迎えるのかと思うと複雑な気持ちになる。

街は、意外ににも大勢の人達が帰省しているようで道路も混雑していた。
一見何も変わらないようないつもの年末を感じさせる。

でも、常に頭にあるのは、これからの福島の事だ。
そして、これからの自分達の事。

今まで考える事も無かった原子力の事を、否応無しに知る事となった。
更にそれに立ち向かう立場に立たされた。

これから先の何十年も先、
自分達と放射能との関係が、どうなって行くのか常にアンテナを張って行こうと決めている。


来年が今年よりも良い年になるように。
これ以上不幸な事が起こりませんように。
年末にそう願っている。


このブログに訪問して下さった皆様、ありがとうございます。
どうか、良いお年をお迎えください。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-31 17:31 | 日常あれこれ

100年後に残すなら

東京電力福島第1原発事故の原因などを調べてきた政府の「事故調査・検証委員会」(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は26日、中間報告書をまとめた。

発表後の27日には、NHKのスペシャル放送番組でこの委員長と委員である作家の柳田邦男氏が出演していた。

この発表はTV報道と新聞やネット記事でその内容を知ったが、やはり政府機関が作った委員会の発表だなという印象を受けた。

この委員長である教授は「失敗学」の専門家だそうで、TV出演時も「人はこうした行動をとりがちです」とか、そういう抽象的な言い方をしていた。

おまけに柳田邦夫氏も、終始作家的な言い回しで、もっと具体的な真実の話が聞けるのかと期待して見ていた私はがっかりした。

ホントにHNKは政府機関の代弁報道機関なんだと思ってしまった。
これじゃ、大泣きして金正日氏の逝去を報道する北朝鮮の某女性アナウンサーとあまり大差が無いじゃないか。

事故当時あの混乱した中にいた福島県民はこうした発表を聞いて、事故が起きた時の東電や行政の対応のまずさがはっきりと浮き彫りになった事でますます落ち込むだけだ。

それは「想定外」とかの言葉などでごまかすような事では無い。

事故の起きた原発から5キロの場所の危機管理センターもまったく機能せず、それどころか、そこに集まるべく関係者がいち早く逃げてしまい、地域の住民は何も知らされないまま自分達で放射線量の高い場所へと避難して行った。実は、この事を国会の委員会で参考人として述べようとした人もいたのだが申請を許可されなかった経過もある。

しかしながらあの当時、SPEEDIの発表を知っていた政府の役人やら東電関係者やその身内は、ちゃんと安全なルートを通って避難していた。その対応の早さは凄かった。

所詮、地元の人間なんてどうでも良い扱いだった。どれだけ無駄な被曝をした事か。

報告書では450人にも聞き取りをしたというのだから、そのあたりも詳しく聞けるかと思ったがそうでも無かった。

また老朽化していた福島原発が、果たして想定外の津波による総電源喪失だけで、あの爆発に至ったのか。
それより先に地震によって破損していたのでは無いかというような事を確かめる技術的な専門家らしい人が事故調査委員にいないのも気になる。

誰も責任を問わないという事が前提ではじめる事故調査ならば、尚更そうした技術面での調査も必要だと思うのだが。まだ今なら、その記憶だって鮮明なはずなのに。

これから先も調査が行われるそうだが、何だかもうすっかり期待が持てない。
“100年後に残す”という気合があるのなら、すべてを洗いざらい出すべきだ。
それが調査だと思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここまで書いて置いたままでいたら、TV朝日の「報道ステーションSP」で詳しい報道がされていた。

例えば、SPEEDIの情報が何故地域住民に知らされ無かった事についても、それぞれの各省の人間が、たらい回し的に自分の所轄で無いような事を言っていた。

朝日新聞で連載されていた「プロメテウスの罠」の“白い防護服の男”
番組内では、この話に出て来る女性も登場していた。
その当時の言葉に重みを感じた。

私がこの記事を読んだのは、かなり前だったが思わずのめり込むように読んでしまった。

まさに情報を知らされないまま、放射性物資が大量に流れる方向へと避難してしまった人達の話が含まれるのがこれだ。

しかし残念ながら、この記事を引用した複数のブログ記事が、著作権侵害を理由とした朝日新聞社からの削除要請に基づいてネット上から姿を消されてしまった。

まぁ、朝日新聞デジタルでお金を払うと読めるのだが。
朝日新聞め、著作権は大事なのは分るけど、あこぎな事をする。
悔しいからリンクは張らないで置こう。

白い防護服は着ていなかったが、あの当時、実は福島市内でも放射線値を測っていた人達はいた。

友人が、校庭で測っていた(明らかに一般人では無い専門家風の)男性に、測定器が入手出来ない頃だったので、「放射線値を教えて欲しい」と言ったら、「教えては駄目だと言われている」と答えたという。

あちこちで、そうした計測をしていたはずなのに、全然それが活かされ無かった。
上から下まで、みんな、そこに住んでる人間の事など考え無い連中なんだろうか。

福島市にも来た古舘さんが、番組の終わりにマスコミの責任も語っていたが、もう少し前に認識してくれていたならばと思った。

それにしても震災後、何度も感じた事だが、遠く東北の福島での出来事だという認識しか無い国の中枢機関の人間達に命を預けている私達福島県民は悲しい国民だ。

今日は汚染廃棄物の中間貯蔵施設を双葉郡に建設したいとする国の要請が出た。

中間なんて名前の付け方は止めて欲しいな。
誰もそう思ってなどいないのだから。

100年後、はたしてこの放射性物質はどうなってしまうのか。
今、冷静に、これからの国や地球の未来の事を考える時なのに。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-29 00:44 | 東日本大震災

違いの分かる大人に


クリスマスが過ぎて年末が迫って来ている。

基本的に今年の年賀状は止めた。
福島仕様の賀正ぽい文字の無いシリーズのはがきを選んで印刷に頼んだ。

元気にしているというお知らせのはがきを親戚や遠くの友人に出した。
少ない枚数にしたので、いつもよりサクサクと作業が終わった。
年賀状そのものの習慣も、どうなんだろうといつも思う。

どうも23日が休日になってから年末が慌しいような気がする。
天皇陛下のお誕生日に皇居に駆けつける熱心な人達もいるのだから、この祝日をとやかく言ってはいけないのかもしれないが、いっそクリスマス休暇とか、年末休暇とか何か決め手になるような休みは無いのかなと思う。

お寺に嫁に行った従姉妹は、毎年、この辺りに海外旅行に行く事になっているという。
今年はのんびりとハワイだそうだ。去年は確かスペインだった。
檀家さん達に遠慮しないで大手を振って海外へ行ける時期なんだそうだ。
そういうのもあるのかと変に感心した。

私の場合はクリスマスのイベントも特に無く、姪のクリスマスコンサートを見に行ったくらいだ。弟が仕事で見に行けないというので夫と母を連れて見に行った。
おじちゃんとおばちゃんが別々の方向からカメラを向けてスタンバイ。

c0073802_8184718.jpg
c0073802_8191387.jpg
c0073802_820366.jpg
c0073802_8205315.jpg
客席から見た感じでは、姪は全然あがる様子も無くきちんと与えられた曲を弾いていた。

全部で30名くらいの3歳から18歳までの生徒がピアノやサックスや独唱などを披露してくれた。中には素晴らしい子供も、そうでない子供もいて、なかなか面白かった。

何度も何度もつまずく子供の演奏の時は、この子の親御さんはハラハラしてるだろうなとか、ベートーベンの曲を流れるように弾く中学生の男の子の時は、この子は将来は音大に行くのだろうかと想像したりして見て来た。

こうして沢山の音色を聞くとその違いが良く分る。

小さな町の文化施設のホールでのイベントだったけど、使われたピアノはSteinway & Sons社のロゴの入った立派なグランドピアノで音色がとても良かった。

最近、老犬みたいに暇さえあればうたた寝してばかり居る母が、この日は結構しっかりしていて「あのピアノは2千数百万円のピアノなんだよ」と教えてくれた。

へぇ~、この町に、そういうモノがあったのかと感心した。

そういえば「家のピアノとは全然違う音がするんだよ」と姪が言っていた。
そりゃ確かに違うだろうな。

違いの分かる大人になって欲しいところだ。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-28 08:30 | 日常あれこれ

前向きな「なめこ」達

最近、原発関係のブログ記事が少ないけど、また今日も日常の話。

ただただ、怒りまくって原発問題を書いているのも正直つらい。
でも向き合っていくしか無い。

けっして今の現実を忘れてるわけでは無いけど、
私達福島の人間だって世の中の人達みたいに普通に暮らしたい。
てか、こういう時にこそ、楽しみも必要だと思う。

いつもいつも頭にある放射能の事。
でも実際にその環境にいるのだから仕方無い。
だったらクヨクヨ考えず、今の自分が前向きになれる事をしようじゃないか。

ポジティブに考えながら行動したいと思う。
楽観的なというよりも、極めて前向きなという意味で。

~~~~~~~~~~~~~~~

イベント仲間のみんなと忘年会をして来た。

その前に、nami先生のステンドガラスのワークショップ。
c0073802_23395455.jpg
c0073802_23401828.jpg
c0073802_23403786.jpg
c0073802_2341135.jpg

私は前に受講出来なかったキャンドルグラスを作らせてもらった。
また、星や月のオーナメントやペンダントトップを作る若い方達も同席。

c0073802_23421632.jpg
きなこカフェさんのパンのランチお弁当も細部に渡って可愛いし美味しい。
c0073802_23423980.jpg
c0073802_23445295.jpg

空カフェNちゃんの差し入れのケーキも、めちゃめちゃ美味しかった。

終わった後、大急ぎでお店へと向かう。
c0073802_234759100.jpg
気が利く友人が、お店の方に頼んで出来たてのキャンドルホルダーに灯を点けてもらった。
ゆらゆら揺れるキャンドルとステンドガラスの影が綺麗。

仙台から駆けつけてくれた友人達も含めて、笑って笑って、とにかくとても楽しい会だった。

年齢も環境もまったく違う仲間が、縁あってこうして集まる。
なんだか良いよなぁ。
しみじみと、そう思った。

ところで、話がどんどん変わっていくが【なめこ栽培キット】について。
私が今現在はまってる「なめこ」のアプリ。
こうしたモノには関心が無かったのに始めたら終われなくなった。
宴席中でも気になって途中に「なめこ、なめこ」と育成に余念が無かった。

しかも、おばちゃんの悪い癖で、
つい集まっていた皆様に「なめこ」をご披露した。

おかげで忘年会が一部「なめこの会」になってしまった。
申し訳ありません。

簡単に説明すると、自分が栽培する「なめこ」のために、設備や消費アイテムを購入して、増やしたりしてお世話をして図鑑を完成させるアプリだ。

いろんなキャラの「なめこ」が発生するのだが、これが珍しい「なめこ」だと高ポイントのNPがもらえる。最初、このNPが何だか判らなかったが、どうやら「なめこポイント」の略らしい。

それをどんどん集めて図鑑を完成させるのだが、あとひとつ、最終段階になっても、どうしても生えて来ない「なめこ」があった。

2次会も終わって、タクシーで家へ帰った。

お風呂も入り、やれやれ今日も楽しかった。
もう寝ようかなという時刻。

「なめこ」達に「なめこフード」を与えて寝るとするかなと画面を見たら、
ひゃ~、最後まで登場しなかった「なめこ」が出て、図鑑が全部完成だった。
c0073802_2359692.jpg
c0073802_23594037.jpg

おお急ぎで画像を撮る。

ここで終了かと思いきや、どうやら、まだ次のステージに進むらしい。

ダメージを与える事なく、ただひらすら育てるだけっていう構造が素晴らしい。
痛めつけられるのは、もうたくさんだもん。

ちなみに、この「なめこ」達の中には物凄いキャラもいるのだが、彼らも非常に前向き。
悪党面をしていても、なめこポイントは高い。
悪人ぽい「なめこ」でもマイナスにならない所が前向き。

凄いよな。
見習わないと。

私も「なめこ」達に負けないくらい前向きに頑張らないと。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-23 00:17 | 日常あれこれ

フェルメールとtico moonと馬鹿プ●ウス

仙台で行われた催しものに行って来た。

c0073802_07785.jpg
ひとつは、宮城県美術館での「フェルメールからのラブレター」
12月12日までだというので、11日の日曜日に急遽行った。
c0073802_085886.jpg
その前に、お昼は福島で、こんな辛いラーメンを食べた。
しかも、夫と息子は大盛り。

たまたま前日の友人の結婚式のために帰省して来た長男も行くはめになり、結局彼は仙台から新幹線で東京へ帰って行った。


しかしながら、午後からなら空いているのではないかと目論んだが、とにかく凄い人で駐車場に入るのでさえかなりの時間を道路で並んだ。

先に入っていた私達のところへかけてきた夫の携帯電話のせいで、一時、会場からお姉さんにつまみ出される羽目にも遭ったりした。

美術館内は、凄い人混みで、どこもかしこも人だらけ。
お茶する場所やおトイレも、とにかく大勢の行列だった。

はぁ、みんな美術にこんなに関心があったのかと、驚く。
東北の人達、たぶんこういうのに飢えてるんだよね、と思った。

しかし、フェルメールの作品は、沢山の展示作品の中でも、
「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使い」「手紙を読む青衣の女」の3点のみなので、
ぞろぞろと続く行列を一気に飛ばし、その3点のみを拝んで来るという本来の芸術鑑賞にあるまじき行為。でも、そうでもしないといつ美術館を出れるか分からない状態だった。

従って、行くまでと駐車するまでと考えたら、はるかに短い鑑賞時間であった。

そういえば、以前、東京の某美術館でも、鑑賞するより入場に並ぶほうが長かった事があった。道ずれにした友人よ、ごめん。そんな事も思い出した。

もちろん、ご迷惑にならぬよう順番に並んでそこまで来た方々列の外側の遠い場所から3枚の絵のみを鑑賞して来た。

今のように、メールなんか無い時代、航海に出た恋人や夫に手紙が届くのは数年後。
返事が来るまで心変わりしないのだろうか、とか、しょうも無い事を思う。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~


もうひとつも仙台。
c0073802_093259.jpg
「tico moon 」のライブ。
12月16日の夜にクリスマスツアーとして初めて仙台でのライブがあった。

イベントなどでご一緒させていただく機会のある【STOCK】さんの主催のライブだった。

会場が、また面白い場所で最初はその一部で聞いていたが、休憩時に、どこで聞いても良いと言われ、一段高い横の場所に移動。
c0073802_0235160.jpg
「会場のお好きな場所へどうぞ」の話を出すSTOCKさん。
c0073802_02714100.jpg
c0073802_0273634.jpg
移動した場所は、意外にもそこは後ろのほうだと分からない楽器を弾く様子とかが、とても良く見えてベストな場所だった。

すっかり癒されて演奏を聞く。
生演奏って素敵だ。

しかも、アイリッシュハープって、音もだけど形も可愛い。
下の部分には3つの足が付いていた。これが訳もなく可愛い。
弾けずとも家に飾りたいくらいだ。
c0073802_028371.jpg
終わった後に、画像を撮らせていただく。

そうやって、すっかり気持ち良くなってアーケードを歩き、【2011SENDAI光のページェント】を見てから帰ろうかと。

c0073802_0283544.jpg
ところが、定禅寺通まで歩いて行ったら、あれっ、光が無い。
光は22時までだそうだ。
時計を見たら22時10分だった。ちゃんちゃん。

帰りはけっこう雪が降っていた。

夜の仙台からの高速道路の運転は、はじめて位だったので怖い怖い。
やはり歳のせいで目も悪くなっているんだろう。光がとてもにじむのだ。
バンバンと飛ばしながら走る長距離トラックに追い越されながら福島に帰って来た。

と、ここまでは良かった。

が。

あと少しで自宅という点滅信号機のある交差点で、信号無視の黒のプリウスと衝突しそうになった。「あぁ~ぶつかるっ」と思い、出来る限り自分の車の方向を別の方角へとハンドルを切った。ちょっと説明が出来ないような物凄い止まり方で車を止めた。

一瞬駄目かと思った。
相手と私の車だけだから良かったけど、もし対向車がいたらと思うとぞっとした。

相手のおっさんは、のんきに窓を開けて「ごめんごめん」

「ごめんじゃね~、危ないじゃない」
と言いたかったが何も言葉も出ないほど心臓がバクバクした。

その窓から顔を出したおっさん、やや赤ら顔。
ありゃ、飲酒運転かも。

今ごろになって、むしょうに腹がたって来た。
ここで言ってもしょうもないけど「馬鹿ぁあああ。危ないだろううう。」「プリウスの馬鹿ぁああ」



~~~~~~~~~~~~~~


と、なんだか妙な記録になってしまった。
でも、私の記録だもん、まっいいか。

そんな日常のひとこまの記録。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-21 00:50 | 日常あれこれ

見せかけの宣言

12月16日。
東京電力福島第一発電所事故が冷温停止状態だと野田総理大臣が宣言した。
私は記者会見の様子をネットでみた。

おりしもこの日は福島市は積雪。

今年は妙に暖かい冬の日が続くなか雪はいつ降るのだろうと思っていた。
道路や木々の枝を真っ白にした雪を見て、そういえば、あの原発が爆発を起こした数日後も確かこんな雪が降ったと思い出した。

危険な雪だとは知らされず、
県立高校の入試結果発表を待っていた中学生の受験生もいたし、
いつもの雪だと雪掃きした人もいた。
消えてしまうような雪の中、自転車で走っている人も見かけた。
私なんか避難して来ていた実家の犬の散歩をしながら、普段は歩く事も無いような雪道を歩いていた。

雪の結晶の中に含まれる放射性物質の存在を知っていたならきちんと教えてくれるべきだったろうに。これだけ情報が発達した世の中において伝達手段が無い訳が無い。
政府や東電のあの時の対応に、今でも腹がたつ。

それから9ヶ月。
まだ解決されないままの問題がたくさんある中の宣言。
何故に急ぐのかが解らない。

そして、いくら総理が「ステップ2完了」「冷温停止状態」なんて言っても、
福島の人間は誰も信じていない。

第一、誰も原子炉の内部を見た人もいないのだし。
汚染された水は着々と増え続けているままだ。

冷温という判断は、圧力容器から格納容器に溶け落ちた燃料付近の水温を計れずに、空になった圧力容器の底の温度がその基準になってるという。専門家が言うには、それだけでは不十分らしい。

調べたら本来の「冷温停止」の定義は、圧力内部の水温を正確に計測出来て、
放射性物資の放出を管理出来る状態を言うらしい。

だから政府と東電は、そう言い切る事はせずに
「冷温停止状態」という実に曖昧な名前を付けて発表にこぎつけた。

このあたりが極めて日本語的言い回しで、収束も停止もしていないけれど、なんとなくそれっぽい表現で聞いた人は勘違いしそうな言い方だ。
一体誰のネーミングなんだろう。

相変わらず、国の内外に『事故を小さく見せよう精神』がどこまでも行き届いている。
そんな事にばかり神経を使ってくれる。

このまま国内の脱原発の雰囲気を無くす為の布石のように感じてしまう。

国外に対しても、宣言の効果をねらってるのだろうな。
あまりマスコミに取り上げれていないが、この大事故を起こしてもまだ続いている原発産業がそれだ。

ベトナムやヨルダンなどの他の国々に輸出する手前、福島の原発事故なんてもう収束したんだと見せかけるだけの宣言にしか見えない。

特に心が痛むのはべトナムだ。
この原発建設予定地は、ウミガメ生息地の美しい海岸だそうで、漁業を中心とする住民は穏やかな暮らしをしているという。そんな所で、また福島のような事故が起きたらどうするのだろう。やりきれない。

現在これだけ苦しんでいる人達がいる中、
裏で着々と、そうした事業を進めているこの国って変だ。おかしい。

「福島の再生無くして日本の再生なし」なんて言葉になんか騙されないぞ。

何度も何度もこの言葉を使われると、逆に、日本はダメなんだなと聞こえて来てしまう。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-17 23:59 | 東日本大震災

期間限定・代官山対MOW

10月末から、トレーニングジムに通うようにした。
去年の秋あたりから夫と近くの阿武隈川界隈をウォーキングしはじめたのだが、
例の3月の震災で、渡利地区を歩くのはもはや危険行為。

肩こりがひどいのと運動不足解消のため、なんとかして週一回通っている。
最近、履いてるだけでトレーニングになるシューズを購入。
歩くマシーンの時に効果が出そうかと、先週買ったばかり。
c0073802_20524283.jpg
シューズの底に何やら仕掛けがあるらしい。
c0073802_2053037.jpg



今日、測定をされた。

が、しかし。
約2ヶ月過ぎたが、体重変わらず、
体脂肪に至っては何と増えているという驚愕の結果。

「冬にむけて、脂肪を蓄えているのでしょうか?」
冗談のつもりでそう言ったのが、相手は真面目に答えてくれる。

「人間の場合は、そういう事はデータ的には無いんです」

更にトレーナーの方は
「やってる運動プログラム内容だとトレーニングそのものは十分なはずだ」と。
「後は考えられるのは間食です」と。

ひぇ~、お見通しだった。

c0073802_20541462.jpg
寒い季節だっていうのに、こんなモン食べてるのが何故判ったのか。

前は近くに店があったが今は別の店になってしまい車で買いに走る。
そこまでして食べたいか、私。
でも一応、シリーズは味見する派なので、いざ決行。

大急ぎで帰って来て暖房をガンガンにして食べてみた。

c0073802_20561484.jpg
私は、どうも代官山のお味よりも素朴なプリンパフェの方が好みという事が分かった。

しかし、これからは間食は駄目なのか。

c0073802_2125844.jpg
う~ん、冷凍庫内のアイスは、どうする。
お気に入りの『MOW』
あぁ、こっちも期間限定品なのに。


体脂肪と乳脂肪のはざまで揺れる私。
MOWどうしたらいいの。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-15 21:09 | 日常あれこれ

ジャズとラーメン

某日。
夫の友人が出演するジャズを聞きに行った。
田辺信夫氏の参加でのクリスマスのジャズ演奏会だった。
こじんまりとしたお店で何故か私の席がテナーサックスを持った田辺氏のまん前。
その距離約1メートル。下手をすると楽器に手が届く。
c0073802_222899.jpg
c0073802_22294667.jpg


水分補給は、緑茶なんだ。
c0073802_22305351.jpg
年季の入ったサックスは貫禄十分だった。
休憩時の楽器の置き方に興味しんしん。
c0073802_2233820.jpg


あまりも近いので、出来る限り後ろのほうに椅子をずらして聞いた。
そして、どこを見てたら良いのか困った。
仕方無いので、演奏中は指先を見ていた。
これがまた男性なのに、とても綺麗な指をしていた。
でも、とにかく曲の響きはなんとも贅沢だった。


c0073802_22351856.jpg
演奏途中の田辺氏のMCは、昔、美空ひばりのツアーに参加した時の話とかをしてくれた。
スーツの胸に留まったサックスの形のブローチが可愛かった。

(画像は、許可を受けて撮らしていただいた。)

簡単な食事とドリンク付きだったが、終わった後、ラーメンが食べたいという夫に付き合う。
飲み屋街のラーメン屋さん。
あちこちにあるチェーン店だったが、恐ろしくまずかった。

c0073802_22404753.jpg



別の店の同じネギラーメンは確か旨かったのに。
酔っ払い相手だと思って手抜きしてる?
[PR]
by mismis10 | 2011-12-14 22:45 | 日常あれこれ

9ヶ月めと除染の事

12月11日。今日で、震災から9ヶ月経った。
こうした書き方を書くのもどうかと思うが、実際の記録なのそうだから書いておく事にした。

最近、師走で予定が色々あり、どうもブログのアップが追いつかない。

時間のある時に書いてみるが特に原発事故の放射能に関しての報道はたくさん出て来るので、書いたものをアップせずにいると次の報道になってしまっている。

震災時から続く環境放射能の値等の数値のお知らせは、今もニュース番組とかでTVが四角に仕切られてテロップが流れている。あの日からずっとそうなっている。これはここ福島だけの表示なのだろうか。

他県の友人が、最近では原発事故の福島の事はもちろん、被災した東北の事をあまり報道されて無いとメールで教えてくれた。まだまだ終わっては無いのだが、すでに世の中の関心は薄れてしまっているのだろうか。

陸上自衛隊による除染活動が7日から始まった。
地元の郡山、福島の駐屯地の自衛隊員が完全防備体制の防護スタイルで、避難区域の楢葉、富岡、浪江、飯舘の役場の除染を行っている映像が報道されていた。

そんな事をするための自衛隊でないだろうと思うのだが、自衛官のコメントでは「使命感を持ってやる」と答えていた。マイクを向けられてまさか、立場上正直には言えないだろうが本当のところは嫌だろうな。

しかし、誰かがやらねばならないのなら、
今回こうした事を起こした会社の従業員だってやっても良いのではないだろうか。
東京電力で仕事している人間なら一回でも良いからあの作業をしてみれば良いのに。
あれだけの事故を起こしても、関係無い場所で普通に仕事をして、危険な現場は地元や関連会社の子、孫会社の下請けにやらせたままだ。

今回の原発事故の後は何でもかんでも地元福島の人間にやらせたままだ。
行政側も、みんなで福島を綺麗にしようとか言ってる。

せめて、土日でも、有給でも良いから、東電の人間が現地に来て体験して手伝って欲しい。
それだけリスクのある原発を自分達が動かしている事を分かって欲しい。

私も環境放射能の値が高い地区に住む者として除染作業を手伝ったが、はっきり言って、あの除染作業というのは果たして効果があるのかどうか微妙だと感じた。

一時的には線量が下がるが雨風が起こるとまた高い線量に戻ってしまう。
周りが山に囲まれた地形では、この繰り返しが続くような気がする。
イタチごっこみたいで空しい。

それでもやらないよりはまだマシかもしれないが、その時に出た土などの置き場が無いのだから話にならない。今の原発事故処理の最大の弱点だ。

土もだが、汚染水だって溜まる一方だ。
「貯蔵タンクを永遠に作る訳にいかない」とかコメントしていた東電のスポークスマンに言いたい。そうなったのも、あなたらの責任。タンクを敷地内に永遠に作るしか無いでしょ。
海に流すなんて絶対に止めて欲しい。

だから人間が後始末出来ないモノを作っちゃぁ、駄目だって。

しかしこんなに、除染、除染と騒いでるが、今回、自衛隊に作業をしてもらっている避難区域の人達は、除染をしてもほとんどが戻らないとアンケートに答えている。

確かに、現在の数値からしたら住むのは無理だと思うし、たとえ一時期下がってもまた上がると思う。そんな場所にはやはり戻れないだろう。

私達の場所などより数段高い放射能値の場所をあんな風に除染するよりも、除染すれば何とかなる地域を先にやるのが良策だと思うのは、私が素人だからなのだろうか。何だか国のやる事はまったく分からない。


c0073802_22455429.jpg

新聞に掲載された文部科学省放射線量等分布マップの航空機から測った放射性セシウムの量の報道を見て、いくら除染をした所で、こんな色している場所に果たして人が住めるのだろうかと心配になった。避難して来ている人が戻れないと答えているのが分かる。

それにしても、自衛隊の除染のTV映像に映った人気の無い避難地区の各自治体の町役場の建物の立派なコト。何かのリゾート施設のような建物だ。

でも、廃墟みたいに見えるのは何故だろう。

何も無い太平洋に面した静かで小さな町が、まるで成金みたいなこの豪華な庁舎や施設を手土産に、住む場所さえ奪った危険なモノを受け取った証の象徴のようにみえた。

あの建物に本当にまた人が訪れるのだろうか。
町が機能するのだろうか。

人が住めるのだろうか。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-11 23:16 | 東日本大震災

米と離婚の危機と8万円


先日、以前にパートで勤務していた会社の親しかった友人らと早めの忘年会をして来た。
辞めて数年経ってるが、まだ現役で働いている彼女らとは時々会っている。

その中の一人は大波地区の兼業農家の娘さんで、汚染された米の話が出た。

彼女の家では、今年は米は作ったが野菜などの農作物は止めたそうだ。
だから畑もあるのにスーパーで野菜を買ってるという。
唯一米は食べれると思ったのにセシウム入りのせいでそれも駄目になったと話していた。

旧福島市の米は出荷制限が出た。
ローカルニュースでは、倉庫に山積みされた米袋の前で途方にくれてる生産農家の人が映っていた。また農家の人が出席した会議では、米を東電と国に全部買い取って欲しいと訴えていた。
本当だよ。何にもしてないのに、こんな離れた場所で、いい迷惑だ。
迷惑というか立派な被害だ。

そもそも、この米の作付けも危惧していた事だった。
そしたら案の定、放射性物資が出た。
作付けしないと田んぼが荒れるのなら、せめて最初から買い上げとかの対策は出来なかったのだろうか。
c0073802_22211224.jpg
そういえば、今日、うちにこんな米の注文チラシが入っていた。

『福島から1000Km離れた岡山県産玄米が入荷しました。』
岡山県が推奨する「コシヒカリ」「あきたこまち」です!
と書いてあった。
“1000Km離れた”という書き方が悲しい。

福島の米があるのに食べれない。
作った人はもっと辛いだろうな。
米農家が、他県の米を自分で買って食べなくてはならない。
こんな理不尽な事が現実に起きている。

また話は戻って宴会の中で出た話しだが、
その会社の中の小さな子供を持つ三十代の父親の話題になった。

震災後、早い段階で幼稚園の子と奥さんは県外の奥さんのほうの実家に避難。
旦那さんだけが建てたばかりの家にたった一人で住み、
そこから福島市内の仕事場へ通ってるという。

もう、家なんかどうでもよくなっていて、ただ住んでいるっていうだけの状態だそうだ。
そこに来て奥さんの実家の両親が「娘と孫は福島へは帰らせない」と言ってるらしい。

「あれは、もしかすると離婚になるかもしれない」
と職場の同僚らは心配しているという。

静かに生活している福島市民だけれど、そういう家庭はたくさんあるのだろうな。

しばらくの間と我慢して避難している人達も、
そういう生活を果たしていつまで続ければ良いのだろう。

そんな我慢や不安の代償が、私達の場合は、一人8万円だそうだ。

しかし実際、避難区域の人達への東電の損害賠償金の支払いは進んでおらず、あの分厚い書類を提出しても手元にお金が来た人は約10分の1しかいないという。
これじゃお金がいつ来るかも定かでは無い。

これから先何十年と先が見えないのに、一応、一回だけお金をやるよ、8万円って具合だ。
あの原発に、どれだけのお金を注ぎ込んで来たのかと思うと子供のお駄賃だ。

それも福島県民すべてでは無く、ここでも線引きされている。
県内でも対象外にされた市町村からは大ブーイングが起きている。

文部科学省が管轄する原子力損害賠償紛争審査会という(原発を進めて来たであろう)御用学者らで構成された会が決めた事で、まったく学者の発想でしかない。しかも政府から与えられた2千億円の予算枠金額を、適当に妊婦とか子供とかいる人を含めて、いい塩梅に割り振りしただけという感じがする。


なんだかなぁ。
どこまで私らを馬鹿にしてるんだろう。
[PR]
by mismis10 | 2011-12-08 22:30 | 東日本大震災