カテゴリ:映画・演劇・美術鑑賞・関係( 22 )

レ・ミゼラブル

(内容にネタばれがあります。まだ観てない人はご注意下さい。)
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最近なかなか映画に行けなかったという事を書いたばかりだったが、今日は話題の映画を観て来た。やはり大きなスクリーンで観る映画っていいな。
19世紀のアンティークなセットも観ていて、とても興味深かった。

映画は、貧困と格差社会にあえいでいる民衆の自由を求める姿もその映画の背景にたっぷりと描かれていた。今の日本だって、あれほどでは無いにしても、やはりそういう構図の社会である事には違いないなと思ったりした。

映画の筋の中心のジャン・バルジャンと警官ジャベールの水と火のように対立した相克の関係がとても印象に残った。なぜあれほどまで執拗に警官ジャベールはジャン・バルジャンを追うのか。

それは同じような境遇を経ての法に対する意識がまったく違う形で出ているのだろうかと。
二人の最後が相反する死の迎え方だった事が、この映画のキーワードにもなっているように感じた。

死期が近いジャン・バルジャンの元へ、アン・ハサウェイ演じるファンテーヌが透き通るような声で歌いながら現れた時は思わず天使がお迎えに来たかのように思った。役作りのために一日500キロカロリーの食事制限で7キロ痩せた彼女は「プラダを来た悪魔」の時よりも数倍素敵だった。

また映画の中では二人の女性の対比の場面も。
ファンティーヌの娘コゼットはジャン・バルジャンの元へ引き取られてからは輝くばかりの娘として成長する。
その昔、コゼットが預けられ虐待されたていた安宿の家の娘のエポニーヌは、コゼットに一目ぼれしたマリユスの身を危険から守るため暴動に参加して銃弾に倒れる。
私はただ可愛らしいだけのコゼットよりも、このエボニーヌの切ない愛を歌う姿のほうに惹かれた。

マリウスとコゼットが愛を語り合うシーンで、2人の掛け合いの歌の中、最後の方で、エポニーヌが2人にかぶせる形で片思いの心情を歌うシーンがある。時間的には短いが、3人の声の重なりの美しさとエポニーヌ自身の切ない心情が出ていた。


中学生の時に読んだ「あぁ無常」の原作とは映画はたぶん違うが、それは映画としては当たり前の事だ。
この映画は、ミュージカル映画としては今までの映画とは随分と違う撮り方をしたらしい。
俳優・女優達の歌唱力にも感動した。
歌で感情を表現するのは至難の業だと思うが彼らはそれを見事にやっていた。
ミュージカルとかは、どうも観ていて気恥ずかしいのだが、いつの間にかその世界に惹き込まれてしまい涙でうるうるしてしまった。

久々の映画という事と大作を十二分に味わえたという事がとても嬉しかった。

【余談】
朝イチの上映時間にあわせて家を出たが、3時間近くの長い映画なのにお手洗いに行っておくのを忘れたので最後は我慢しながらで大変だった。

何で、そういう事になったのか。
それは映画館の駐車場から、冬のキーンと晴れた綺麗な青空と山が見えていたから。
そういうのを画像に撮っていたら上映時間にギリギリになってしまった。
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これから行かれる方は、くれぐれもそうした事が無いようにね。
って、そんな事やってるのは私だけか。
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by mismis10 | 2012-12-27 20:44 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

そうだ、映画館へ行こう

基本的に映画を観に行く時は一人が好き。

これは高校生の時あたりからそうだった。
シャイな私。誰か友人と一緒に行って、例えば悲しいお話だったりすると泣いてるのを知られるたりするのがとても苦手だ。本来の映画のあらすじよりも、他人に自分がどう映っているのかを気にしてしまう。そうなると、どうも作品に集中出来ない。

昔、友人と一緒に行って、その友達がやおら手元からお菓子を出して食べ始めた事があった。まだそれほど飲食がとがめられない時代だったが私には衝撃的だった。これは隣に居ても非常に恥ずかしかった。

「あなたもどう?」とお煎餅をもらったが、さすがにバリバリとは食べれなくて口の中で湿らせて食べた事があった。

食べないと友人に悪いと思ったのと、音を立てるのが回りの人に悪いのと、二重苦だった。
もうこうなると映画館へ何をしに来てるのかさっぱり分らなくなった。

それと一緒に行った人との感動の場面がいちいち違ったりするのが、これまた自分の気持ちの負担になる。

全然違う所に感動してたりするのが参考になるような時もあるが、自分と同じ所に感動してくれなかったりすると非常にガッカリする。しかも、全然違う受け止め方の時はガッカリを越えて、かなり落ち込むのだ。

そんな思いをしながら友人と映画を観る事も無いと思うようになった。

以前、母の介護が無い頃は、某映画館の会員になってた事もあったし、レディースディを利用して週1で観てた頃もあった。最新作で興味のあるモノは、毎回、大画面で堪能していた。

平日の朝イチの映画館なんて凄く空いてて、とても休みの混雑した日に映画館へ行こうとかは考え無くなった。思えば専業主婦さまさまだった。

もちろん平日は大体、主婦っぽい人が多くて、後ろの席の主婦同士の会話がズッーと続く時もあったが。そういうのが無ければあの空間は私は大好きだ。


最近、ずっと行けないでいる映画館。
観たい映画があるからそのうちに時間を作って、ぜひ行って来ようと思ってる。


【Les Miserables レ・ミゼラブル】
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by mismis10 | 2012-12-26 21:59 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

へルタースケルター

沢尻エリカという女優は好きでも嫌いでも無い。が、いったいどういう人なのか興味があった。そして話題作なので最近観て来た映画。(映画の話が続いているけど、今日でひと段落のつもり。)
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彼女がマスコミに登場するたびに、なぜこれほど話題になるのか正直解らなかった。
しかし、映画の中の彼女を見ていたら、確かにこの人はそれだけ注目されるのが分るような気がした。実生活と虚像の映像の中で、観ている人にとってはその区別がつかなくなるような、そんな演技だった。

監督が写真家・蜷川実花。父は演出家の蜷川幸雄氏。
この蜷川実花氏がデビューした時のマスコミの取り上げ方も凄かった。
2世タレントみたいに、こうしてデビューするのが、こうした業界の掟なのかとも思った。
世の中には、写真家や映画監督を夢みている人達が大勢いる中、所詮マスコミが持ち上げるのは自分達が今後活動するのに便利になるであろう身内なんだと思った。

しかし、その後の活動は、蜷川実花氏独特の映像感覚が女性達を中心に受け入れられた。

ナチュラル志向とは正反対のケバケバしいまでの色使い。
バブルの余韻が漂う時代の原作の漫画だが、今の時代でもまったく違和感が無い。
むしろ今の一部の若い子達の化粧等を見たら、主人公りりこはその当時の人では無く今の時代にフツーに存在する人だと。

独自の映像色が満載でそれはどうしても写真家の目線かなと思った。
それに加えて、街の様子などの女子高生達や記者会見のフラッシュの光に目が疲れた。
水族館の水色のシーンで、やっと息をつく感じだった。

原作の漫画を描いた岡崎京子氏にも興味があった。
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この同名コミックは、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。
この賞が漫画家にとってはどのくらい大きな賞であるのかは知らないが、彼女はもう漫画を描けない身体になっている。結婚後の1996年に、自宅付近で車の轢き逃げに遭い、重度の障害をおい現在も車椅子の生活をしているという。

その事を知ったのは、先日参加して来た文章教室の大平一枝氏のブログから。
大平さんのお子さん達がずっと通っていた下北沢の床屋さんが岡崎京子さんの実家だったとの事。新しい漫画が出ないというのは、そういう事だったのかと知って驚いた。


映画の話に戻って。
桃井かおりの事務所の女社長役が、置屋の女将ぽかった。

連続TV小説のカーネーションの長崎出身の紳士服職人役の綾野剛が、りりこのマネージャー役の寺島しのぶの恋人役で出ていた。こうした旬の俳優もベテラン俳優も出ての映画だった。寺島しのぶも、よくこの役を引き受けたなぁという役だった。ある意味、沢尻エリカよりも勇気がある。

映画の中に、原作の中に描かれているりりこの内面の心情が出ていたかについては、ちょっと微妙。ただ単にエリカ様が、暴言吐いて、泣いて叫んでのシーンの連続だったから。


全身整形してまでも美を追求したところで、心が満たされる事は無いという事だけは分かった。
美しさって難しい。



クリックすると音が出ます。ご注意を。【へルタースケルター】
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by mismis10 | 2012-08-10 23:47 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

しあわせのパン

この映画は、大きな映画館では上映していなかったし、ほんの短い時間でしか公開されていなかったので、多分、その合間に行って見て来たような気がする。すでにいつ見たかすら、忘れてしまったけれど一応記録として残して置こう。

私の場合、実家に行かなくてよい日に時間があえば、ばーっと映画館に行く。
だいたい映画は一人で観る。
レンタルDVDになってからでも良いけど、やはり大きな空間で画面を見ると気持ちが良い。

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物語は、北海道の洞爺湖のほとりの小さな町・月浦を舞台に、宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と、店を訪れる人々の人生を描いた話。

りえ(原田知世)と尚(大泉洋)の水縞夫妻は東京から移住し、パンカフェ「マーニ」を開く。
尚がパンを焼き、りえがそれに合ったコーヒーと料理を出すお店には、北海道から出ることができない青年や口のきけない少女とその父親、思い出の地を再訪した老夫婦などさまざまな人々がやってくる。

ガラス作家の陽子役に、余貴美子。
私は、この女優さんの声が好き。もちろん演技も。

革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部役に、あがた森魚が出ていた。
あがた森魚がフォークシンガーだったなんて、今の若い人は知らないだろうな。

監督は、NHKスペシャルやトップランナーなどドキュメンタリー番組を手がけていた三島有紀子監督の劇場向け映画の2作目だそうだ。

映画製作時に東日本大震災が起こったという事で、それが一つのパンを分け合うことに象徴される「分け合うこと」の大切さを表現している。

実生活を考えた場合、カフェ経営だけでああした暮らしはちょっと無理っぽいけど、あくまでも映画だから。作品の意図する事だけを汲み取れば良いわけで。

実際に舞台となったカフェも月浦に存在していて、観光地にもなっているという。
まだ息子達が小学生くらいの時に行ったあの辺りがロケ地なのかと思うと、また北海道へ旅してみたい気になった。それと、焼きあがるパンがめちゃめちゃ旨そうだった。


エンディングで流れる曲が矢野顕子と忌野清志郎の「ひとつだけ」が強く印象に残った。



【しあわせのパン】
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by mismis10 | 2012-08-09 10:01 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

スノーホワイト

映画のカテゴリーが全然更新していない事に気が付く。

ちょっと前(って言っても6月末かな)に予告編に誘われて見て来た映画。
ユニバーサル映画100周年を記念しての映画第2弾だった。(第1弾は「バトルシップ」)
アリス・イン・ワンダーランドのスタッフが贈る最新作。
グリム童話誕生200周年「白雪姫」をモチーフにした映画。
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悪に立ち向かい成長していくヒロインの姿を描くファンタジー・アドベンチャー大作だそうだ。

大切に育てられた外見も心も美しいお姫様が、母亡きあと新しい王妃に迎えられた怪しい女に父王を殺された。さらに国を乗っ取られたお姫様は7年間の幽閉生活を送っていた。

ここで登場が、グリム童話の中の白雪姫の有名な台詞。
「鏡よ、鏡。この世でいちばん美しいのは誰?」を毎回繰り返す王妃。

「この世でいちばん美しいのは今日は女王様ですが、お姫様が成長してあなたより美しくなりました。でもお姫様の心臓を食べれば、あなたは永遠の美と若さを手に入れ不死身となるでしょう」

これを聞いた王妃がお姫様を殺そうとするが、お姫様は逃げる事に成功。
そこから、狩人と幼なじみの王子様のダブル愛に守られて、王妃に復習をして、国を取り返す為の戦いをするというストーリー。

もちろん7人の小人も出て来る。さらに、もののけ姫のラストの鹿(シン神様)みたいなやつが出て来たりするもんだから、パクリだとネットでも大騒ぎになっていた。

途中の人間関係の描写もイマイチの所があり、さらにラストがあまりに平凡でもうひとひねり欲しい映画だった。ただ救いは、悪の女王ラヴェンナ役の女優のシャーリーズ・セロンが迫力ある演技だった事かな。

続編も決まったそうなので、それに期待しよう。


クリステン・スチュワート(スノーホワイト役) シャーリーズ・セロン(女王ラヴェンナ役)
クリス・ヘムズワース(狩人役) サム・クラフリン(幼なじみの王子役)

※音が出ます。気をつけて。
【スノーホワイト公式HP】
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by mismis10 | 2012-08-08 23:51 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

イッセー尾形


「イッセー尾形のとまらない生活2008in福島」を見て来た。

毎回、見て思うのだが、
この方の一人芝居は、もはや芸術としかいいようが無い気がする。

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同じステージ内の横に特設衣裳替えのブースがあるが、
その衣裳が変わっていく姿を見るのも楽しみのひとつだ。

ひとり、ミネラルウォーターをコップにそそぎ、
それを飲みながらの着替えスタイル。

何度も汗をぬぐったりしながら着替えをするのを見ると、
その演技のハードな様子がわかる。

手前から順にハンガーにかかっていた衣裳が残り少なくなって行くと、
演技も終盤に近づいているのが見ている観客にもわかる。

着替えとメイクが完了すると、
一瞬明かりが消えて、ステージ中央に役になりきったイッセー尾形氏が立つ。

見てる方も、彼がどんな役柄に変化したのかを、
瞬時に理解するというような不思議な〝間〟があって、これがなかなか面白い。

今回、急に思い立ったという、
地元バージョンの役柄を入れての熱演だった。

帰りに、一緒に行ったコロちゃんと二人でぶらぶらと歩きながら街を散策。
その後、餃子屋さんと焼き鳥屋さんで飲んで来た。

某NHKの大河ドラマの時間に合わせて、健康的な時間に帰宅。
絶対、一人で他の友達と出かけた時には有り得ない時間に家に着いた。(笑)

それにしても、イッセー尾形さんにとっては、
街中のいたる所で働く人が題材になるのだろうなぁと、ふと思った。



イッセー尾形オフィシャルブログ
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by mismis10 | 2008-05-18 23:54 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

王妃の紋章


毎度おなじみの駆け込み映画鑑賞をして来た。

実際に時間ぎりぎりで、
駐車場から、猛ダッシュで走った上に赤信号にひっかかってしまい、
上映時間1分過ぎ辺りに映画館の窓口に付いた。ゼコゼコ・・・。

入れ替え制だから、こりゃ無理かなと思ったら、
なぜか15分遅れてスタートで、まだ前の回が終わって無いと言う。
ラッキーだった。

         ~~~~~~~~~~~~~~~

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見て来たのは『王妃の紋章』。

以前から、宮廷モノや王室モノなどで、
歴史ものは、ちゃんと見ないとなぁと思っていた作品。

なかなか行けない内に公開終了してしまう日にちだったので、
外出先からいきなり映画館へ向かった。

前にみた「マリー・アントワネット」や「エリザベス」などの西洋の宮廷モノとは、
また違う別の意味での絢爛豪華な舞台の映画だった。

とにかく全面金色。50億のお金がかかっているそうだ。
菊の黄色もだが、宮廷内の装飾や衣装類が、ほとんど金を貴重にしている。
なんでもかんでも金が主流なのだ。その豪華な事といったら無い。

今回、また知った事だが、
先祖の霊を慰める「重陽節」の日というのが9月9日にあるそうで。
主に、日本では皇室の方々がお祝いをしているそうだ。

3月3日のひな祭りと5月5日の節句と比べると、
日本の一般では馴染みが薄いような気がする。
映画内では、その日のために用意した菊の鉢が100万鉢とか。すごい数だった。

歴史では、映画の舞台となった『五代』という時代設定だが、
どうやら、楊貴妃より後で水滸伝より前の時代らしい。

日本では陰陽帥・安部晴明が活躍したあたりらしい。

古い順から並べると始皇帝・項羽と劉邦・三國志・西遊記・楊貴妃・水滸伝となるのかも。

日本では、吉川英治氏・司馬遼太郎氏・横山光輝氏がヒット小説を出したので知られたが、
興味のある人以外は、そうそう全部は読まないかもしれない。

映画では、ラストエンペラーの始皇帝や、孫悟空の出て来る西遊記が有名かも。

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王妃と女官の衣装が、これまた肌をあらわにして凄かった。
当時、本当にああした衣装だったのかは知らないけれど、
某・叶姉妹のような家畜系の乳房では無く、どちらかというと、
まるで胸に桃でも入れてるような果物系の乳房を強調しているような衣装だった。

あれは、一説にはハリウッド映画を意識しているのだそうだ。

中国お得意の人の数。
一万人以上の圧倒的な数の兵士を登場させて「王の権力」を表現し、
黄金の宮廷の金箔で何もかも埋め尽くした内装で「権力者の栄華」を映像化していた作品。

この華やかさとは裏腹に、
王による王妃毒殺、王妃による復讐劇、皇太子たちの反逆劇が映画の主題になっている。

原作「雷雨」は、中国では知らない人がいないほど有名なお話らしい。
資本家と労働者階級との確執などを通し、富豪一家が崩壊していく話だそうだ。
資本主義は悪であり、滅んでいくべきものとしている中国の思想を広げるためのお話らしい。

チャン・イーモウ監督は、
青春時代を文化大革命のせいで失い、いち工員として過ごしていたという。
文化大革命がやっと終わり、いざ希望する芸術学校の入学年齢上限にひっかってしまった。
しかし、それでも苦難を乗り越えて映画への道を進んだ人。

初期の頃の作品は「紅いコーリャン」「初恋の来た道」など。
その作風に惹かれて見て来た人達からは今回の作品は評判が良く無いらしい。

しかし監督がインタビューで、
「いくら良質な映画を作っても、人が見なければ意味が無い」
と答えているあたりから、その辺を十分意識して作られた映画らしい。

今年の話題のオリンピックの
〝北京五輪開会式の総合プロデューサー〟にもなっている人物だ。
まさに、ここ数十年の激動の中国を象徴するかのような抜擢だと思う。

前半は王宮内の冷戦を描き、
おどろおどろとした身内同士の愛憎劇や権力闘争の中の日常が中心。
後半は、人海戦術というべき圧倒的な訓練されたエキストラを使ったスペクタクル合戦描写になってる。
そこに、日本の忍者を想像させるような軍団や、CGを使った映像がふんだんに出て来る。
宮廷の内部とか、高い場所からの映像が壮大だった。

おびただしい黄金の甲冑の兵士が出て来た所で、
一時はこの次男が率いる反乱軍の優勢かと思ったが、
それを上まる数の兵士が包囲してしまうあたりで、なんともいえないやり切れなさを味わった。

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冷酷非情な王の不敵な顔がどうも、誰かに似ているような気がして仕方なかった。

それにしても、反乱を起こした動機は「母上のため」である。

ここまで壮大なスケールと規模で、
家族内の断絶と崩壊を描いた史劇も他には無いような気がした。

「母の日」に見たから、そう思ったのだろうか。
そういえば、うちの息子達からは反乱はおろか、メールのひとつも来ない。まったくぅ・・・。

いっそ私が反乱をおこしてやろうか・・・笑。



※王妃の紋章・公式HP
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by mismis10 | 2008-05-11 23:57 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

マイ・ブルーベリー・ナイツ


ちょいと前の夜に映画を見て来た。

大体にして映画は、公開されたら直ぐ行くのが普通なんだろうけど、どうも私は違う。
公開終了という間際になって行く事が多い。

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ウォン・カーウァイ監督作品。
マイ・ブルー・ナイツ(MY BLUBERRY NIGHTS)
第60回カンヌ映画祭オープニング作品だそうだ。

歌手ノラ・ジョーンズの初出演作品。
ノラ・ジョーンズは、アルバムを持ってるけど歌声が好きだ。
運転する時や、家に居る時などに聞いている。

何を歌ってるのかDCの訳を読んでは、
フムフムと感心するのだけれど、歌詞の内容は全然頭になど入っていない。
要するに、英語を聞き取る能力が無いのね。(笑)

しかし、いったん流れる歌声を聞いていると、
あっそうか・・・私は彼女のこの声の質感が好きなんだなと思う。

歌い手としての彼女が女優としてどんな演技をするのか興味があった。

お相手は、ジュード・ロウ。
映画内では、コニー・アイランド近くのカフェのマスターをやっているという設定。
なかなか失恋から立ち直れないノラ・ジョーンズに、思いをはせる役だったけど、
おそらく実際に、こんな丹精な甘いマスクの男性がオーナーだったら、
誰もほっておかないだろうと思う。

ある日、旅に出たノラ・ジョーンズ演ずるエリザベスは、
NYから何千キロも遠くの街で働きながら、
いろんな人々と係わりながらカフェのオーナーのジェレミーに手紙を出す。

行く先々でレストランのウェイトレス姿などがとても似合うノラ・ジョーンズだった。

失恋を癒しながら自分探しの旅でもあったが、
愛に傷つく人々との出会いを通してやがて自分自身も成長して、
ジェレミーの元に戻って来るというラブ・ストーリー。
脇を固める俳優や女優さん達は、そうそうたるメンバーが出ている。

『あなたに近づくための5603マイルの旅』という副題が付いている。
さすがに、うまいコトをいう。

この映画を作るにあたって、ロケハンは、アメリカ縦断を3度も行ったそうだ。

NYの摩天楼や雑踏の様子やRoute66の風景も含めての独特の映像が続く。
バックから流れる音楽も加わって、見てる人をリラックスさせながら酔わせる。

最近、写真や画像に興味があるので、
ストーリーが単純でも、映像が美しいとそれだけでも至福な時を味わえる。

この角度はどこから撮ってるのか・・・とか、
映画を見てるとその構図まで想像してしまう。

映像が美しいといわれるウォン・カーウァイ監督の画像を楽しんだ。

そして、画面いっぱいに広がるブルーベリーパイの色をみてると、
毎晩売れ残るという、そのパイを思いっきり食べたくなる映画でもあった。


マイ・ブルーベリー・ナイツ公式HP

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by mismis10 | 2008-04-26 23:30 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

エリザベス・ゴールデン・エイジ


また映画の話。
しかもすご~く長いです。(笑)

個人的な覚え書き要素が濃いので、
時間があれば、お付き合いください。
間違いなどがあったら、ごめんなさい。

~~~~~~~~~~~


映画『エリザベス・ゴールデン・エイジ』をみて来た。
前作の『エリザベス』の続編なので、
公開されたら、みようと思っていた映画だった。

主役のエリザベス1世を演じた女優のケイト・ブランシェットは、
若い女王役の前作『エリザベス』から9年経ったそうだが、その間に2人の子持ちになったそうだ。
(※アカデミー主演女優賞は、のがしたが3人目のコをお腹にいれて堂々たる登場でしたね。)

前作、少し前にみたような気がしていたが、あれが9年前だったとは。
私は何をしてたんだっけ、9年前は・・・。と一瞬思った。

ケイト・ブランシェットは舞台演劇の出身だそうなので、なんとも迫力があった。
綺麗なだけが女優で無いと思う私はこうした個性的な感じのする女優さんに興味がある。
まさに、円熟の演技で魅力的だった。
監督が、この人しか考えらえないと言ったそうだが、確かにそうだ。

前作のエリザベスを見た時に、
主人公より周囲の人間関係の綾のような部分に焦点が当たっていたので、
正直どういう人間関係か理解出来ない部分があった。
宗教上の問題も絡んだ映画で複雑だった。

しかも私は〝未履修問題〟で世界史を勉強して無いので(大嘘です。。。笑)
理解不能の所がかなり多かった。

今回は、映画をみに行く前に息子らが家において行った
世界史の年表や教科書とかを読んで事前に予習をしてから行った。
(なんて勉強熱心なんだ・・・私って。うはっ・・。自画自賛。)

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エリザベス1世が女王の座についたのは1558年。

その頃日本では、戦国時代から安土桃山時代への時代。
1560年は「桶狭間の戦い」で織田信長と今川義元が戦っていた。
更にその後、1582年、織田信長が「本能寺の変」で亡くなると、豊臣秀吉が1590年に全国統一した。
折りしもエリザベス1世が亡くなった1603年には、徳川家康が江戸幕府を開いた。
そんな時代の時なのねぇ、エリザベス1世がいた頃は・・・とを思いながら映画を観る。

今回の映画は、
すでに絶大な権力を手に黄金期をむかえようとしている、
エリザベス1世が中心の話になっていた。

前作同様の膨大な登場人物が出て来ても、
常に主人公のエリザベスと相手の関係が中心なので、
みていて理解出来るようなストーリーになっていた。

このエリザベスが女王になった頃は、まだイギリスは強大な力を持っていなかった。

その頃強かったスペインからの圧力を常にかけられる一方で、
国内では自分を標的とした暗殺計画が度々練られていた。

エリザベス1世が結婚しなかったのは、
周りを囲む国々から、国を守る目的だったのではという話もあるそうだ。

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映画では、ローマ帝国の皇帝の弟とみんなの前でお見合いをするシーンがあった。

結婚をしないとは言わない。・・・しかし、誰とも結婚をしない。
バージン・クイーンのままでいる。
いろんな縁談の話があっても、そのまま宙ぶらりのままだった。
これが彼女の手だった。

エリザベス1世が、誰か他のヨーロッパの国の王族と結婚すれば、
下手をすると、イギリスはその国の属国になりうるのだ。

実際、母親違いの王女メアリー1世は、スペイン王フェリペ2世と結婚をした。

既に姉が亡くなったその後も、フェリペ2世は、イギリス全土をカトリックにしようと、
宗教上の力を持ちながらスペインの支配下におこうと圧力をかける。

この辺のくだりは、宗教という名においての制覇をめざす策略が映画でも多く出て来る。

エリザベスは、父であるヘンリー8世のせいで、
僅か3歳で、母親を処刑され、プリンセスから私生児と烙印を押された。
その身分のまま里子に出され育っていた。

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イギリスでは一番くらいに有名な王さまだが、
この父親ヘンリー8世がとんでも無いヤツで、王妃を6人も代えている。
映画には出て来ないけど、あまりにひどいので、思わず色々と調べてしまった。

それぞれの王妃達は、理不尽ないろんな理由をつけられては、
離婚されたり処刑されたりしている。
それも皆、王の勝手な理由でだ。
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その2番目の王妃となったのが、エリザベス1世の母親(アン・ブーリン)だ。

王妃達のそれぞれの肖像画を見てると、どれも寂しい感じを受けるのは、
今のような立場の女性としては生きられない時代だったせいだろうか。
まさに、モノ扱いだった。

最後の6番目の王妃がちゃんとした人で、
聡明な学者でもあった彼女が王に嘆願して、
私生児扱いの腹違いの姉のメアリーとエリザベスを呼び戻して
プリンセスとして教育したのだそうだ。

結局、6人の王妃の生んだ子供で生き残ったのは、
ただ一人の王子のエドワード6世が15歳という年齢でこの世を去ると、
メアリー1世とエリザベス1世だけだった。

また、ヘンリー8世は、最初の王妃との結婚の後で、
カトリックは離婚を認めない戒律なので、
これまた勝手に無理やりに、イギリス国教会を作ってしまった。

その国王が亡くなって、腹違いの姉のメアリー1世が新女王に即位すると、
狂信的なカトリック信者だった彼女は、
それまで父親がプロテスタントを主とした国にしていたのを、カトリックにへと強引に変えた。
そして徹底的にプロテスタントの信者を弾圧した。

まさに血なまぐさい話の多い女王だった。
カクテルの「ブラッド・メアリー」は、このメアリー1世からとられた。

そのくだりが、前作の映画の冒頭の火あぶりの処刑のシーンらしい。
(あのシーンは、宗教にからむ生活をしていない私にはショックだった。)

同じく、父のせいでプロテスタントになっていたエリザベスも、
姉メアリー1世によって憎まれ、反逆罪の濡れ衣を着せれてロンドン塔に収監されてしまう。
そんな中、姉メアリー1世が亡くなって、即位に至ったのが前作までのストーリーだった。

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そういう訳もあってか、エリザベス1世は、
また自分が即位した事でプロテスタント国家となったが
君主として「中庸」の道を示し、弾圧などはしなかった。
この辺が偉いし、国民を味方にしたのだと思う。

また、従妹であるスコットランドの女王だった従妹のメアリー・スチューワートが、
スペインのフェリペ2世の策略で王位継承権がある事をタテに、
女王の座を狙ように祭りあげらたが、失敗に終わった。

エリザベスは、その従妹の処刑に最後まで反対してサインを拒んだという。
そのあたりの苦悩が映画にも出ていた。

当時のカトリックの僧侶の象徴である赤い服を着て、
断頭台にあがった従妹のメアリーの赤い色の衣装には、そんな意味もあったらしい。

時代背景がわからないと大変だけど、
そういうのを頭に置いてみると意味がよ~く分る映画だ。

おどろおどろしい話ばかりで、こうした映画をみたりすると、
あのイギリスを象徴するロンドン塔やハンプトン宮殿の廊下に、
処刑された王妃の幽霊が出る話も納得出来るような気がする。

そんな怖いような歴史ばかりのストーリーが主でなくて楽しみは他にもある。

数々の名所でのロケと
エリザベス1世の豪華な衣装とかつらだ。

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実際に彼女は数千点の衣装を持っていた記録が残っているらしい。

映画の中でも、あの〝エリマキとかげ〟のような襟をつけたドレスが多くみられるが、
あれは作るのが大変だった記録が残っているらしい。
それ専用の召使がコテを使って日夜、苦労しながら作っていたそうだ。

そして〝かつら〟もそうらしい。

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女王は、髪は短くして、かつらを常用していたらしい。
そういえば髪を切って即位に望んだシーンが前作であったを思い出した。
主演女優のケイト・ブランシェットは、このために生え際を剃ったのだそうだ。

映画の中では、奇抜な、頭というか、かつらを付けた王女がたびたび登場するが、
そのかつらの数も、衣裳部屋にたくさんあったのが映っていた。
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スペインの無敵艦隊との戦いの時のロングヘアーも、かつらなんだそうだ。

思いを寄せていたウォルター・ローリーと乗馬に出かけるシーンでは、
お姫さま乗りの横向きの乗馬だったが、
スペインとの戦いの時に丘の上の兵士の前に現れた姿は、
勇敢に馬にまたがりシルバーの鎧に身を固め、まさに戦士を率いる女王だった。

また、エリザベス1世が皺を気にするシーンがあったが、
実際に、肖像画を描く時は「皺を描いてはいけない」と画家に言ってたそうだ。
そして「白い顔に描くように」とも言ってたそうだ。
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だから、このお顔なのね・・・。ふんふん。

エリザベス1世のイメージは、
強くたくましく激しい女性のような気がしていたが、
実際には、天文学者に、何度も繰り返し運勢を聞くような、
心に不安を抱える女性だったのだろう。
誰にも頼れない孤独な辛い立場だったのだろう。

しかし、一方では、
国を背負っての苦労や葛藤や危機を次々と乗り切った
政治力もある芯の強い女性だった事には違いない。

歴史上に残る人の話は、
やはり凄いものだと深く感じいった。


   ~~~~~~~~~~~~


いやいや、しばらくぶりに、
慣れない世界史の勉強しながら書いたので、すご~く肩がこった。(笑)

ここまで読んでくださったあなたも、おそらく、そうでしょうね。・・・すみません。
お疲れさまで、ありがとうございます。


映画・エリザベス・ゴールデン・エイジ公式HP※【注意】・音が出ます。

※画像はお借りしました。
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by mismis10 | 2008-02-25 01:22 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係

結婚しようよ


映画『結婚しようよ』を観て来た。

邦画は短い期間での上映なので、
見逃さないようにと仕事帰りに焦って行って来たのには訳もあった。

映画の中にネット仲間のルビーさんが、
ボランティアのエキストラの一人で出演してると言う。
こりゃ、見逃したら大変だ。

どの辺に注意して観てたら分る?
・・・と、ちゃんとメールで事前確認してから行った用意周到な私・・・笑。
教えてもらった通り、ちゃ~んと見つけた。
それも2回も映っていた。すごいなぁ。

エキストラに出た話はだいぶ前に聞いたのだが、
こうして映画になるって凄い事だと思った。
記念になるしね。

~~~~~~~~~

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70年代のフォークソング全盛期に青春期を過ごし、
今は平凡なサラリーマンとして家庭を生きがいに働く団塊世代の父親(三宅裕司さん)を主人公に、
長女や次女や妻(真野響子さん)がだんだんと自立していく中で起こる悲喜こもごもを描いた映画。

家族という単位の中では、それぞれに決め事があると思う。

〝一家で揃って夕飯を食べる〟という決め事を守り通していた主人公が
自分が連れて来た若者との出会いから段々と日常に変化が起こる。

いきなり知らない若者を家に連れて来て、
ご飯を食べさせるというストーリーが妙と言えば妙だけど、
家族みんなで夕飯を食べる事という決め事を理解してもらうという設定なので
それはこの映画の中でのキーになっている感じがした。

その若者が実は、関西淡路大震災で、家族皆を亡くしていた。

そういう立場だからこそ、家族揃っての夕飯の意味は理解してくれたのだろう。
でも、その若者がいざ自分の娘の相手となると、父親としては話が別なのだろうな。

岩城滉一さん演じる父親の友人が、すごく渋くて、
昔、主人公と同じフォーク世代を生きて来た人とは思えない感じがした。
でも、この岩城滉一さんが父親の役では、この映画が成り立たない。
やはり、ここは三宅裕司さんが主人公なのだろうな。

また、第二の人生の田舎暮らしをはじめた年配の夫婦役が、
松方弘樹さんと入江若葉さんなので「ん?」と思った。

松竹映画だからかな・・・とも思ったけど、
松方さんが田舎暮らしかい・・。
どうも、ありえないと違和感を感じたのは事実だった。
ホンモノは絶対に「田舎暮らし」は、しないよなぁ。(笑)

長女役の藤澤恵麻さん演じるお嬢ちゃん役が、
いかにも姉妹の長女っぽい感じがした。

スラリと伸びた足が見えるウエディングドレス姿が、
元ノンノのモデルのせいかとても可愛かった。

妹役でバンドのボーカルとギターを弾いてる次女は、
『中ノ森BAND』のAYAKOさんだが、力強い歌声と明るい演技をしていた。
映画初出演とは思えなかった。

妻役の真野響子さんがちくちく縫っていたのは、
韓国のパッチワークというべき『ポシャギ』だ。

あれは実物も見て来たけど、確かに素敵だった。
これも巷では、じわじわと人気が広がってるらしい。
いかにも安定した妻のちょいとオシャレな趣味という感じがした。

今回の映画は、娘二人の設定だったが、
これがうちのように息子だけだったらどうなるのかなぁとも思った。

うちも家族だけのルールがあったように思う。
そのひとつを思い出せば、
何が何でも「夕方7時はNHKのニュース番組を見る」というのがあった。

たとえ子供が見たいTV漫画があっても、ニュースが優先だった。
幼児や幼稚園児相手に、絶対にゆずらない父親(コロちゃん。)だった。

『ドラえもん』が見たい・・・と何度泣かれた事か。

映画の中で真野響子演じる妻が
『うちではお父さんがルールなの』というセリフがあった。

一家を支える父親としての権威とまではいかないまでも、
尊敬の気持ちをそれとなく示せるような、
父親を立てるような事を言える母親が、今の時代どれほどいるのか。
そんな事もふと考えた。

そんな威厳のあるような父親もそんなに居ないのかもしれない。


映画では、20曲もの吉田拓郎の歌が流れる。
大の拓郎ファンだという監督の思い入れがあちらこちらに感じられる映画だった。
最後の2006年の31年ぶりの「つま恋コンサート」での吉田拓郎の歌に熱狂するシーンも見もの。



結婚しようよ公式HP

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by mismis10 | 2008-02-20 02:23 | 映画・演劇・美術鑑賞・関係