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『空カフェ・マーケット』参加報告



おかげさまで、無事に『空カフェ・マーケット』が終了しました。
さすが、空カフェのN子さんの言ったとおりに、雨の予想を見事に跳ね返して
33・8℃の快晴の中、にぎやかにイベントは行われました。

空カフェさんをはじめ、同じく出展された各ブースの皆さまにも、
お世話になりながら初めての経験をさせていただきました。
ありがとうございました。

頭の中は、自分のお店のコトだけで、せいいっぱいで、
各店を回る余裕も無いうちに終わりましたが、
各ブース、それぞれ素敵な感じで空カフェさんの庭を飾っておりました。

終了した当日の夕方は、2回に分けて持って行った品と備品を、
バックミラーが名刺サイズくらいのほんの僅かに見れるくらいに、
目いっぱい車に入れらるだけ積んで帰って来ました。

どうしても入りきれないモノだけ、空カフェさんのお店に預かっていただき、
疲労感と充実した時間を過ごせた気持ちを振り返りながら
夕暮れにくれかかる峠の坂道を一人で運転しながら帰宅しました。

その次の日、出かける用事があって、
まだ家の中は、持ち帰った荷物でいっぱいで通路だけ確保した次第です。

~~~~~

当日の様子を。

11時からの開催でしたが、
私は早めに行こうと思いつつも8時半過ぎに空カフェさんに到着。

すでに、あんじゅちゃんと旦那さん、そしてtomokoさんが準備をしていた。
黙々と作業を続ける皆さん。
誰も無駄口をたたかないのがすごい。

なるほど。
こういう手早いセッテングが肝心なのね。
(その事に、その後、直ぐに気づく私。)

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※建物の向かって左の辺りが、私のお借りするスペース。
カフェになってる横の和室の縁側のあたり。
(前の日、一回荷物を運んだ時に撮って来た画像。)

通常は、ここは、空カフェさんの校長先生が、
子供向けに、自然の木を使った木工工作教室している場所。

和モノの古い品もあるので、その縁側とその周辺を使わせていただいた。
しかし、その和モノと、洋モノをつなぐディスプレーで、いきなり悩む。
立ち往生だった。

う~ん。。。
どうも、縁側と、持って行ったテーブルでは、小さくて上手くいかない感じだった。

そこで、空カフェさんの和室にあったテーブルをお借りする事にしたのだが、
和室用のだったので座卓で、高さが無い。
ここで、また再び悩む。

しかし、さすが山の学校・・・周りには木の椅子がたくさんあるではないか。
それらをお借りして、なんとかセッテング完了。
ぐらぐらしない事を確認して、アンチィークのテーブルクロスをかけた。

ダンボールから取り出したホーローなどを数点出した。

昔、行ったアメリカのアンティーク市などでは、本当に、これでディスプレーなの??
って感じのアバウトな感じのお店をたくさん見たが、ややソレに近い。(笑)

最初は、段ボールに和モノと洋モノと別けて入れていたのだが、
途中からゴチャゴチャになってしまったので、開けたら大変な事になっていた。
「これはあっち(のコーナー)だよなぁ~。」
とか、誰に言うでもなく仕方ないので、一人言を言う。

そうやって自分のブースを作りあげて行くのだが、これが思ったより大変だった。
あちこちに、持って来た荷物を散乱させつつ、悪戦苦闘。

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それぞれ、各ブースの方達も到着して、
準備をしていたが、よそ様を見てる余裕はまったく無い。
どんどん時間が過ぎていく。

約2週間くらいかけて、汚れを取ったり、値段をつけたりして、
それを、プチプチのシートや新聞に丁寧に包んでいた。

それが逆に、これまた取り出すのに、やたらと時間がかかってしまった。

特に、陶器類は壊していけないので、
その作業が変に丁寧だった分、取り出すのに時間がかかった。

「誰だよ~。もう、こんなに包んでぇ~」
・・・とまたぶつぶつと一人事を言う私。そればっかりだ。

事前に、10時半頃には、完了したほうが良いよ・・・と先輩のあんじゅちゃんから、
教えていただいていたのだが、全部出さないうちにいつの間にか、オープンの時間だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


しかし、誰も来ない。  (笑える。)

皆さん、お目当ての人気のショップに一目さんに向かっている様子だった。

まぁ、アンティークのお店に走って行く・・・っていうのは、
「骨董ジャンボリー」のアーリーバイヤーディでしか見た事は無いのだが。(苦笑)

のんびり構えていたら日陰の無い場所だったので、とにかくジリジリと暑い。
しかも、いつも車に入れておいた帽子を、こういう日に限って出してしまって無い。

炎天下で、ただ居ても、汗がどんどん出て来る。
でも、しばらくしたら数人のお客さまが来た。

お客さんが来ても、どうも、声をかけて良いのかどうか悩む。

やたらと声をかけると、うるさいオバハンみたいだし、
ゆっくり見れないようで悪いようなので、ついつい遠慮気味になる。

先月のあんじゅちゃんの店に居た時は、
そんな事を気にせずに、やたらとバンバン声をかけられたのに、
どうも自分の店だと、気軽にそう出来ないのはナゼだろ。

そうこうして居るうちに、
いったんは「ガラスの小瓶」を手に取ったお客さんが、
またそれを同じ場所に置き直して終了。あららっ。。。

次に来たお客さんには、
「いらっしゃいませ~、どうぞごらんください」と言ってみる。

そしたら、やはり声をかけると話が出来るわけで、
「コレ何ですかぁ~??」と聞かれる。
「これはね、カクカクシカジカの品です。」と答えると、
「へぇ~~~」と言って買っていかれる人がいた。

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これが、当日、私の店の最大のヒット商品だった。
なぜか、この自称「カラータイマー」ばかりが売れた。

これは、トラックの横や前に付いてるランプのキャップで、
現在はプラスチックになってしまって、このガラス製品は製造されていない。
色がとても綺麗なので景気付けに、持ってるだけ全部持って行って並べてみた。

フチの所にワイヤーとかで吊るすように制作して、
キャンドルや小花を吊るすのも可愛いかと思う品だ。



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↑そんなこんなしていたら、
最初にお買い物をしていただいたお客さんがついに出現。
(「出現」というのは妙な言い方ですみません。そういう気持ちだったので。笑。)
会計の後で、ブログに載せたいと、ことわり入れて、記念に撮影をお願いした。

この方、お顔は出せないけど、とても可愛らしい方で、
お洋服のセンスも素敵な若い方だった。

みんなが、あまり気がつかない品に、即、反応してくれたので、それも凄く嬉しかった。
なんだか自分が誉められた気がするのが不思議だった。
ありがとうございました。

普段、何気なく店をのぞいている立場の自分なのに、
その立場が逆になるだけで、本当に違った気持ちになるモノだとつくづく感心した。

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その後も、ぶらぶらと寄ってくれる若い方や、
奥には何があるんだろ・・・とのぞいてくれる方もけっこういた。

小さなお嬢ちゃんに、アンティークのビーズのネックレスを指さして
「コレ欲しい」と言われて困惑する若いパパもいた。

アンティークの品とは思わず、
なんだコノ値段は・・・という顔で、じぃ~と見て行く年配の方。

逆に、「コレ、昔使ってたよ。」と言ってくれるご年配の方もいた。

「昔、駐在で住んでた場所で、こうしたアンティーク市が行われて居たわ~」
と海外の生活を懐かしがって話してくれたご婦人もいた。

「お店はどこにあるんですか??・・・名刺とかありますか?」
「来月の空カフェマーケットにも来るんですよね?」
と聞いてくれる方も居て、思わず赤面したりしり、嬉しかったりした。

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いろんなお客さんがいらして、なかなか、楽しかった。

面白いのは、必ず、反応する品が決まっていた事だった。

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男性はスーツケース。
ほとんどの方が、トランクの取っ手の部分を持って持ち上げる。

女性は、ほとんどの方が、
ホーローの缶のふたと、鍋のフタを開けて、中をのぞく事だった。


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お店の看板をブリキのロゴで作ったのだが、
小学生の男の子が、必死で、それをはがしてくれていた。
(この端にある看板ね。)

外壁用の両面テープで貼り付けたのに、真っ赤な顔で、必死にはがしていた。
お客さん・・・困るんですがぁ。(笑)

そんなこんなで、私の初のお店は終了した。



~~~~~~~~


後片付けが、また思いの他、かかってしまい、
先に自分のブースを片付けを済ませたkateちゃんに、
かなりお手間をかけて手伝いしていただいた。

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縁側で包む図。(なかなか絵になってる)・・・と感心してる場合じゃない。
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器が多かったので、ソレを包むのに、また手間がかかるのだった。
それをひたすら、もくもくと包んでくれた。
本当に、ありがとうね。

こうしてみると、
骨董市やアンティーク市とかで売ってる人達の苦労が身を持って分かった。
あれは、想像を越す手間と労力が必要なんだわ。
申し訳なくて、今度は値切ったりしないぞ・・・と今だけ反省したりした。(笑)

すごい暑さで、空カフェさんの飲み物が、とってもおいしかった。
片付けていたら、ブルーベリーのアイスの差し入れが空カフェさんから、みんなに届いた。
こんなにおいしいアイスは久しぶりだった。嬉しかったです。ありがとうごさいました。

暑さと、はじめての経験の疲れが出たせいか、
自宅に帰って来て、車から、荷物を全部降ろしたら、クタクタだった。

汗を流して、冷えたビールを飲んだら、酔いが回る回る。
五臓六腑に、アルコールが染み渡った。
ぐあん・ぐあんしながら、それでもビールの旨い事ったら無かった。・・・幸せ。

そんな時に、あんじゅちゃんからメールが。
(私がヨッパなので、メールに書かれてる意味が判らない・・・笑。)

何々・・・スペルがぁ。なんだってぇ。

どうやら、何十枚も押した例のハンコのスペルが逆をむいてるらしい。
よく気がついてくれた。ありがとう。

最初は「・・・な事ないでしょ・・・」と思っていたのだが、
酔いながらも確認したら、確かにそうだ。
ゴム印に1文字1文字を、逆に入れる作業で面倒だったのになぁ。

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qの文字がpになっている。
あれほど、確認したはずだったのに、なんてこった。
目どころで無く、頭も悪くなってるのかもしれない。

あくる朝、シラフで、もう一度みてみたら、やっぱりそうだった。

アンティークスじゃなく、アンティープスだよ。わ~~ん。(泣)
しかも何十枚もそれを押した後で。

アンティープス@みしゅらんだよ。(爆笑)

ネッ友のりりんちゃんがハンコ見せて・・・って
bbsで言われた時に素直に画像撮れば良かったなぁ。
でも、その時はもう、押していたしなぁ~。

その時は、器を包むのと、値段付けで、そんな時間が無かったのだが。
これじゃ、どっちにしても「後のまつり」だよ。・・・とほほっ。

まぁ、こうして反省しつつ、私の初めての出店は終わったのでした。
30℃を越す9月とは思えぬ暑さの中、
文字通り汗をかきながら、本当にいろんな意味で勉強になった。

買うのは楽しいけど、売るのって難しいのが良く分かった。
しかも、和モノや洋モノが一緒は大変だと。
山に遊びに来てる人が気楽に買える購入額も検討が必要だし。
なかなか商売と考えると大変なのが身を持って分かったのでした。

後でコロちゃんに、このイベントの成果を報告したら、
「世の中、そんなに甘いもんじゃ無いよ」
「アンタが出来るようだったら、みんなやってる」と言われた。

確かにそうだわなぁ。

そんなに、ばんばん儲かるような仕事だったら、
世の中みんなアンティークショップさんになってる訳でして。

疲れたけど、とても良い経験をさせていただいた。
また機会があったら、参加させていただきたいです。
その時は、みなさま、またよろしくお願いします。

まだまだ『アンティープスのハンコの紙袋』が大量にございますので。。。おほほっ。
by mismis10 | 2007-09-18 00:41 | 日常あれこれ
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