引越し物語Ⅱ・後編(最終回)


あくる朝は、快晴だった。

広い方の今までのアパートのベランダで、
Tシャツとトランクスと靴下の大量の洗濯モノを干す。

あれは、確か約50枚はあったな・・・。(明らかに、溜め過ぎです。>息子)

その後、残りの荷物の移動に取り掛かる。
朝行くと、昨日まで無かった隣人の車が邪魔するように通路に止めてあり、
荷物の搬入がとてもやり難かったが、そんな状況も構ってられない。

私も荷物を運んだのだが、これがとても妙な感じだった。(笑)

つまり、前のアパートから1分くらいの場所だが、
公の道路を、台所用品の鍋などをそのまま持って歩くのだから、かなり目立つ。

道行く人は、おそらく可笑しな親子だと思ったに違い無い。

でも、引越し手段は『手と足』のみ。
とにかく、アパートとアパートの間を何十往復も行ったり来たりした。

午前中にほとんどの荷物を運び終わる。

午後から参加のまったく役に立たない次男に、
冷蔵庫のみを手伝ってもらい終了。

長男の新しい部屋は、荷物であふれていた。

しかも収納は、ほとんど無い。
・・・・・・・大丈夫なのだろうか。

あの荷物の中で、どうやって寝るのだろうか。。。と思ったが、仕方ない。
なんとか創意工夫してもらおう。

なんだかんだして、そうやってほとんどの荷物は全部運び入れて、夕方には八王子を後にした。

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これはうちの息子のアパートから出たゴミ9袋です。(燃えるゴミだけね・・・。笑。)
この他にも不燃物系のゴミも、このくらいあった・・・。
収集作業の方・・・お世話さまでした。


私は、研修等でまだ住んでいない次男の新居のアパートに立ち寄って帰る事にした。
1週間前に20分ほど荷物入れるために滞在した例の高円寺のアパートだ。

なるほど、行ってみると駅からは「直ぐ」だった。

あの狭い道路はそのまま健在だったが、
確かに駅から歩くには、とても便利な場所だったのだ。

車とかは無縁のそういう場所なのだなと思った。

部屋は、よく見るとかなり広々していて天井が高かった。
オシャレに光取りの天窓まで付いていた。

次男が、ちょこちょこ来た時に出し入れしたという品物がダンボールから出ていた。

キッチンの吊り戸棚を開けたら、
バスタオルやタオル類がきちんと畳んで重なっていた。

「なぜに・・・ココにタオルなの?」と聞けば、
ソコがお風呂場から一番近いからだ・・・そうだ。
(う~ん・・・・。やはり料理とは無縁なんだなぁ。>次男)

ガス屋さんが来るのを待っていたら、次々と宅配のおにーさんが来る。
どうやら、この日に、時間指定していたらしい。

ネクタイのセットが入った荷物に続き、畳1枚くらいある全身が映る鏡まで届いた。
「コレ欲しかったんだよね。」と嬉しそうに大型ミラーを壁に取り付ける次男。
あ~たは、ブテックでもやる気か・・・。

(誰に似たのか、どうも『通販好き』らしい・・・笑。)

なかなか来ないと待ってたら最後にようやく、ガス屋さんが来て、ガスが開通。

やれやれ・・・。
夕飯を外で食べて、別れる事になった。

次男は、また八王子のアパートまで戻って行った。
バイクの整理やら、向こうでヤる事が終わって無いのだった。

私は遅い時間の新幹線に乗って帰宅した。

新幹線の隣の席の人が『オカマさん』だったので、
至近距離でそういう方と隣同士になった事が無かったので、
かなり興奮してしまい、友達にメールで教えてしまった。。。。笑。

そんな環境でも、思わずウトウトしてしていた。
ハッと気が付いたら降りる駅の近くだった。

私が降りる時、『オカマさん』も爆睡で寝ていた。
でも、しっかりと、お顔は隠していた。

・・・・・さすがだった。


     ~~~~~~~~~~~


その後、4月から新生活の始まった息子達。
なんとか新しい環境に慣れようとしている頃だろう。

兄の方は、後日、親友が来てくれて、
家具やダンボールの配置を変えたそうだ。

このA君という友達は、以前にも、時々遊びに来た時に、
息子の生活用品の整理整頓を手伝ってくれた大変貴重で有り難い存在だ。

「○○ちゃん、駄目だよ。こんなにしてちゃ~」
と、ぐちゃぐちゃの部屋の整理をよくやってくれたらしい。

女の子が来てやってくれるのなら分るが、そういう人が居ない場合は、
こうした気が利く友人が居るわけで・・・。(笑)

あぁ~、なんでうちのコは、こうしたキチンとした友人が居るのに、
何故に、清く正しい生活が出来ないのだろうか。(悩)

弟の方は、初めての社会人として、まだ数日しか経っていない。
今は、何がなんだか分らない生活をしているらしい。
新人だから、出社も早いらしく夜もけっこう遅くまで仕事してるらしい。
毎日が緊張の連続で、今はまだ、ひたすら疲れるらしい。

私の仕事場にも、真新しいスーツを着た新人さんが来ると、
あぁ~、うちのコも、こうして挨拶とかをしてるのかなぁ~とその姿に重ねて見てしまう。

ホントに毎週のように、引越し作業をして終わった3月だった。

とにかく、こうして我が家のそれぞれの春は、
こうして、引越しからスタートしたわけである。

みんな、新しい生活に向かって頑張って欲しい。


長々と書いて申し訳ないです。
ここまで読んでいただき感謝します。



  ~終~
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by mismis10 | 2007-04-06 22:20 | 引越し物語(2007・3)
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