人気ブログランキング | 話題のタグを見る

旅日記・信州編・15・アサヒアートスクエアにて

甲府から、さらに大月、高尾をへて、ひたすら電車は走る。
高尾あたりで思い出した事があった。

八王子に住んでる息子の友達が都心から来た時に、
乗り越してしまい目が覚めると、そこに高尾山が目前に迫っていたとか。。。笑。

八王子は東京都だけど、
惑星みたいに都心から離れてるからなぁ・・・とよく息子が言っていた。

でも、こうして各駅停車を乗りついて帰って来ると、
確かに風景が変わっていくのが分る。

その八王子を過ぎて、どんどん走る電車に揺られ、
さらに吉祥寺や、行く前に遊んだ荻窪、高円寺を過ぎて、都心の新宿へ。

このきっぷは、快速電車にも乗れるので、途中、乗り換えながら浅草橋へ着いた。
旅日記・信州編・15・アサヒアートスクエアにて_c0073802_130968.jpg
浅草の隅田川沿いのアサヒアートスクエアへと向かう。

6時の開演前になんとか、間にあった。

実に、お昼ごろ下諏訪を出て、5時間半~6時間近くの時間が経っていた。
本当に、間に合って良かった。
もしかしたら、始まってしまうかもね・・・と話をしていたので。

会場へ入ると、小さなテーブルの席が少しあったが、ほぼ満員に近い。
わずかに残っていた後ろのほうの席に座る。

みんな、何かを飲んだり食べたりしている。
席を確保した所で、私達も飲み物を調達して来る。
私は、アサヒビールの黒にした。
(なんといってもココはアサヒビールの建物だもんねぇ~。)
ろだんさんは、ジンジャエール。

やれやれと落ち着いて、一息つく。

そのビールを、ごくっと一口飲んだ。
う・・・うま~~い。すご~く旨い。
ゲ●事件から、ずっと自粛していたアルコールだし。
やはり旨い。(笑)

そんな風にしていたら、ライブが、はじまった。

『mama!milk』は、
ろだんさんが、ぜひ聞きたいと熱望していたミュージシャン達で、
そもそも、このライブに一緒に行けないかと言われた事が、コトの発端だった。
それが話をしてるうちに、この信州の旅になって行った。

「おくさ~ん、コレに一緒に行くんなら、こんなきっぷがありまっせぇ~」
と手もみするダフ屋さんのごとく、
『鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ』の存在を私にささやいた。
と、これは、ややフィクションですが・・・。(笑)

私は、このディオの存在は知らなかった。

アコーディオン奏者・生駒祐子さんと、
ウッドベース奏者・清水恒輔さんによるインストゥルメンタル・デュオだ。

アコーディオンといったら、
古くは、某・NHKの旧・のど自慢のアコーディオンの伴奏者の横森良三さん。
(ホントに古っ・・・!笑。)
(みんな知らないかもなぁ・・・笑。)

最近では、アコーディオンなどのリード楽器界のグラミー賞といわれる、
権威ある『ヴォーチェ・ドーロ(金のリード賞)』をもらったcobaさん。

それしか知らなかった。

cobaのCDはよく聞くけど、
mama!milkの演奏は、それとはまったく違っていた。

しいて比べて言うならば、
明るいイタリア的なcobaの音色とは違い、フランスっぽい〝気だるい〟音色だった。

生駒祐子さんの
アコーディオンという、決して優雅とは思えないような、あの厳つい楽器を、
まるで手足のように優雅に自由に操るしぐさがカッコ良かった。

後ろに大きなリボンが付いた肩がむき出しの黒いドレスも、とても素敵だった。

~~~~~~~~~~~


その後に休憩を挟んで、
『F.I.B JOURNAL』の演奏がはじまる。

山崎 円城(やまさき まどき)率いる、
ポエトリージャズプロジェクトだそうで、こちらもはじめての出会い。

JOURNALとは偽装報道、嘘日報の意味らしい。
その曲というか、ポエムとかいうか、拡声器などを使った詩を語る演奏を聴く。

その間、わたしのすぐ隣には、
ベビーカーに乗った幼児をつれた若いママが居た。
こんな小さな子を連れて、いやに熱心だなと思った。

ボーカルの山崎円城さんのほうをじっ~と見つめ、
抱っこされた幼児が「パァ~パ。パァ~パ。。。」と連呼してる。

(ははぁ~、そうかぁ、あれがパパなんだなぁ・・・)と思い、演奏よりもそちらが気になる。(笑)

飽きて来ている息子が、だだをこねるとママが抱っこしたり歩いたり、
時折、声をかけられる関係者に、挨拶したりしている。

こうして身内が応援してるのだなぁと、
ステージ上で、前衛的な演奏を頑張ってるパパと、その家族をみて思った。

帰って来てから、
彼のブログをみたら、下の方に、その息子クンの画像が出ていた。

この子だよ。。。隣に居たのは。(笑)
※ムスコくん

こうしてライブを終え、そこを後にする。

旅日記・信州編・15・アサヒアートスクエアにて_c0073802_1305359.jpg
吾妻橋を渡って反対側に出た。
旅日記・信州編・15・アサヒアートスクエアにて_c0073802_131799.jpg
隅田川に泊まっている屋形船の明かりが水面に滲んで、とても綺麗だった。



今度は、そこから、近くの『神谷バー』へと向かう。




※blog coba

※mama!milk

※DAWN MOOD NOCTURNE



(2006・10・9「夕方~夜」)
by mismis10 | 2006-10-26 01:39 | 旅(信州編)
<< 旅日記・信州編・16・神谷バー 旅日記・信州編・14・同じきっぷで >>