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午年

2014年
あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いします。

更新もたまにしかしない当ブログを訪ねて来ていただき感謝しております。
今年もおそらくスローな更新となりますが、どうかお付き合いください。

今年は『午年』
たまたまですが最近買ったCDのジャケットがこの「馬」でした。
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最初は中島みゆきのカバー曲のほうを買ったのですが、聞いてるうちに、やはり中島みゆき本人の曲を聴きたくなってオリジナルのほうのCDも追加しました。

この頃は全然聞いて無かったのですが、大昔、まだ私が十代後半の頃はけっこうファンでコンサートなどにも足を運びました。

作って歌う曲とオールナイトニッポンのラジオのDJなどでのお喋りのギャップなどで次第に遠ざかってしまったのですが、たまたま『糸』を聞いて、歌詞を読んでいるうちに中島みゆき節を聞きたくなりました。


1998年(平成10年)にTBS系で放送されたドラマ「聖者の行進」の主題歌になった『糸』

私はTVドラマを全編見てませんが、野島作品の中で過激な暴力シーンの表現でスポンサーが下りるという事があったりしました。実際にあった話をドラマ化しているので、そうした意味でも話題になりました。知的障害のある人達への差別や置かれている立場の酷さに驚いたのを記憶しています。

そういうイメージだけでこの曲を聴かないで、純粋に詩の内容や曲を静かに聞くと、中島みゆきの才能がよく分かる歌だと思います。


曲だけ聴いてる時は「幸せ」と歌っているのだとばかり思っていました。
歌詞カードを見て初めて「仕合わせ」だと知りました。


「仕合わせ」とは国語の辞書によりますと「運命の巡り合わせ」という意味なのだそうです。そしていわゆる「幸せ」という言葉とは基本的に意味が異なるみたいです。

「し」は動詞「する」の連用形、つまり、何か二つの動作などが「合う」 こと、それが【しあわせ】です。 自分が置かれている状況に、たまたま別の状況が重なって生じること、つまり「めぐり合わせ」という事らしいです。




『糸』

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない


なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ

こんな糸が なんになるの
心許(もと)なくて ふるえてた嵐の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます



今年も皆さまにとっても素敵な出逢いの多い年になりますように。
by mismis10 | 2014-01-03 15:32 | 日常あれこれ
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