美術鑑賞日帰りツアー【前編】

6月12日(水)。
腰を痛める前から申し込んであった「日帰りバスで行く美術館めぐり」に参加してきた。今回は「貴婦人と一角獣」と「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」の東京での二つの美術館をめぐって夜に福島へ帰って来るツアーだった。

福島西口に朝6時25分集合。
早朝、夫に送ってもらった。(相変わらず受難な夫。ありがとうね。)
誘ってくれたのはMさん。彼女とはいろんな所に旅したが、ここ数年はお互い介護がメインになってしまい、遠くに行くのが難しい。会ってランチもままならない。で、バスでいろんな話をしながら美術館へ。

福島を出る時はガラガラだったが郡山では満席になった。
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途中、高速道路のサービスエリアで飲み物を買ったり、おやつ持参のMさんのをいただいたりしながらバスはひたすら走る。

私は腰のためにコルセットを巻いて来たので、ウエストがふんわりした服を着た。しかも、バスタオルで作った簡易クッションを座席後方にぴたっと付けて完全防備体制。そこまでして行きたいかと言われそうだが「そう。行きたいの。」(笑)

結局、片道5時間で、休みながらも合計約10時間もバスに乗っているのだから大事にしないと。まぁこんな腰を痛めてしまうとは、申し込んだ時は考えて無かったのだから仕方無い。

バス内は年配の方が多かった。それも女性がほとんど。もちろん男性もいたが。
約60人くらいの人がバスに乗っていた。

凄く不思議だったのが、男性で参加していた人が、いきなりカップ酒を取り出した事だった。朝から飲んでいた。まぁ運転しないからアルコールは別に良いけど。

しかしそれはイイのだが、更にもっと不思議でけったいなコトが起きた。
それを飲んで何かを食べた後に、おじさんは、いきなり歯ブラシを出して磨きはじめたのだ。座席に座ったままで。

ゆすいだ口の中のものはどうなってるのか、真横だったので見れないが、どうみてもアレは歯ブラシだった。すんごい不思議。そして、気持ち悪かった。降りる頃にもまたやってた。

途中、パンフレットが渡された。
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お天気は良くないので、小雨が降ったり止んだりした中、バスは六本木の「国立新美術館」へ。添乗員さんの話を聞いて、集合時間と場所を覚えて、館内へ。
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「団体の入場券を買って来ますので、お待ち下さい」というので、美術館の写真を撮ったりしながら待つ。順番にチケットを渡す列の後方に並んでいた。すると、

「すみません。この団体の方では無いですよね?」
と添乗員の女性が年配の男性に声を掛けた。

なんと、行列にどこから来たのか、一般人の人が並んでチケットを貰って入ろうとしたのだった。

凄いなー。添乗員さん。なんで分かったのだろ。感心しちゃった。

後で聞いたら、以前も同じような事があって、チケットが足りなくなった事があったのだそうだ。それ以降気をつけているみたいだった。

すました顔で、そういうのをもらって入るとは。けしからん。

中に入ると、例によって、私とMさんはバラバラに展示作品を見て歩く。
何処に行ってもだいたいがそう。私も、誰かに歩調を合わせて歩くのも疲れるほうなので、このやり方は気に入ってる。

中には6枚のタピスリー(フランス語ではこう呼ばれる。英語ではタペストリー。)が薄暗い照明の中に怪しく並んでいた。
触覚・味覚・嗅覚・聴覚・視覚・そして、第六感といわれる「我が唯一の望み」と呼ばれる6枚目のタピスリー。

その他の展示物もあったが、平日でそれほど混んで無いので、この6枚の作品を思う存分見て来た。西暦1500年に織られたとされるこのタピスリー。

19世紀にブザック古城で発見された後、仏国立クリューニー中世美術館に130年も展示されていて、国外に出されたのは過去には1974年にアメリカのメトロポリタン美術館についで2回目だという。『フランスの至宝、まさかの来日』といわれる所以だ。

暗い照明だったが、とにかく圧巻だった。

こうした国宝と呼ばれる物に対するいろんな芸術的価値やその作品の意図とするものを、それぞれに織られた色調や種類や、動物や小物のその絵柄によって、謎がとかれているようだ。そうした検証するのは、それを研究している人々にとっては大事だ。しかし、これを一つ一つ織った名も無い人達の事も静かに想ってしまう。

特集記事のある「芸術新潮」と、ゴンチャロフの限定チョコをパッケージ買いして来た。
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更にそこから上野の「東京都美術館」へ向かう。


~つづく~
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by mismis10 | 2013-06-15 22:27 | お出かけ(2012)
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