次に向かったのはコベントガーデン。
とにかく今日が最後というので、あちこち案内してもらった。 『古いダブルデッカー』 移動のバスを待っていたら、来たのがとても古い形のダブルデッカー。 車体は狭いけど、古い雰囲気が良い感じだった。 ちゃんと2階に行く階段もあって、かっぷくの良いおじさんが車掌さんなのかな、2階に向けても大きな声で案内していた。私は観光人らしくツーショットのシャッターを撮ってもらったのだが、走っているバスの中だったので残念ながらブレてて顔が分らなかった。 私はそのおじさんのそばに立っていたので、後ろが開いて平行して走る車がよく見えた。 けっこうスリリングだった。 こうしてロンドンに居る間は、ダブルデッカーは、本当によく乗せてもらった。 ただ、未だによく分からないのが、あの時って乗車券とか買った記憶が無い。 おじさんは、確かに前に車掌さん用のバックみたいなのを抱えていたのだが。 そうして移動して、降りた場所からまた3人で歩く。 5つ星のホテルのザ サボイ ホテル (The Savoy Hotel)を横目に歩く。 はぁー、これが噂のサボイかぁ。凄いなぁ。と羨ましく思っただけ。で終了。 更に歩くと、ザ ストランド パレス(Strand Palace Hotel)というホテルも建っていた。 この辺に泊まると多分すごく便利なんだろうなと、例の自分の泊まってるホテルを思い出しては、またしみじみ思う。 そんな風にして歩く。 途中、Miyukiさんが、重いだろうと言って私の買い物でいっぱいになってるバックのひとつを持ってくれた。しばらくしてから私にそれを返すと、今度はさりげなくJ子さんの下げてたバックのひとつを持ってあげていた。後ろから付いて行く私は、平等な感じの接し方とその配慮に静かにちょっと感動した。 道すがらJ子さんと何度も入ったカフェNEROの看板を見ながら歩く。ほんとにいろんな場所でこのカフェは見かけた。 『コベントガーデン・マーケット』 歩いていたら、まずはジュビリー・マーケットが。 中をぶらぶら歩く。今の物が沢山あった。私達はアンティークが好きなのでさらっと見て歩く。観光客が喜びそうな品も沢山あった。 そして、いよいよコヴェント・ガーデンへ。 この日はアンティーク市は無かったが、元青果市場だったという天井の造りが素敵だった。 中にはカフェかレストランな作りの店などもあった。 この回りにはいろんな有名ショップが軒を連ねてあった。シャネルもこんな感じ。 どこを見ても、なんだかいかにもイギリスっぽい素敵な外観だった。 ウィッタード(Whittard of Chelsea)という有名な紅茶(珈琲)の店もあった。120年以上の歴史があったらしいが経営破綻した。前にニュースになっていた。でもどこかが買収して続いているらしい。大勢のお客さん達で混雑していた。 『最後のディナーはインド料理』 そこをしばらくぶらついて、次に向かったのは、夕食の店。 Miyukiさんが、またまた「おいしいのよ」と連れて行ってくれたのは、インド料理の店。 ここがまた本当に凄くおいしゅうございましたの店だった。 世界のビール展だかなんだかで飲んだ事があったコブラビール。それを頼む。 インドの伝統的な醸造法のレシピによってイギリスで生産されたものらしい。が、最近ではインドで大ヒットしているとも。ちょっと飲み口はスパイシーだけど、炭酸は弱め。この弱めの炭酸が辛いインド料理に合うらしい。 後は、初めて食べたパリパリのナンみたいなもの。これがビールに合う。 頼んだ料理の辛さは青唐辛子みたいなのが添えてあって、それを自分で調節しなさいって感じだった。すでに名前は忘れてしまったが、どれもおいしかった。 店は私達が入った時はまだ席があったが、いつのまにか凄く混みあって来ていた。 人気のお店らしい。インド人とみられるスタッフがキビキビと働いていた。 そんな中、同時ぐらいかちょっと前くらい先に隣の席に着いていたカップル。 最初から最後まで、ずーっと静かだった。 うーん不思議っと思ったが、まぁ、よそ様の事だからいいか。 私達はよく食べよく飲んだ。 お腹いっぱいになって店を出て、閉店間際の本屋さんに入ったりして、本とは関係無いトラベル用品を買うか買うまいかと悩んでJ子さんに見てもらったらりしてたら、「すみません。閉店です」と言われた。一冊だけ本を買い、そこを出てまた歩く。 この前後に通った通りのイルミネーションみたいな飾りがなんとも言えず可愛かった。 通りを歩いていると、片言の日本語を話す若い白人女性とかが、何かのお店のチラシだかサンプルだかを配っていた。私達が日本人だと知っての声かけだ。凄いなー。話せるって大事だな。 『さよなら、Miyukiさん』 そうして、Miyukiさんとイギリスではホントにさよならの時間。 Miyukiさんは日本と英国を行ったり来たりしてるからまた日本で会えるが、こうして滞在中ずっとお世話になった。元々はJ子さんの友人だった方だが、今回、私もその二人の中に混ぜてもらい連日行動を共にしていただき楽しかった。こういう機会が無かったら、たぶん顔見知りくらいの間柄だったと思う。ほんとに彼女がいてくれて助かった。ありがとう。 そこから別れて、また2人であのホテルの場所の街までまで帰る。(遠いなー。) またあの駅に着いて歩いてホテルへ。そして、今度は買出しへ向かう事にした。 イギリスに留学していた娘さんが居るJ子さんは娘さんの好きなチップスも買ってたみたいだったが、それらは日本へ着いた頃には粉々だったらしい。(確かに。) 私もこまごまとした物を買った。 大きなダンボールはMiyukiさんからもらっていたが、区分けするダンボールが無くて苦戦した。ダンボール箱って、スーパーなんかに沢山ありそうだけど、なぜか見当たらない。それでもいくつか探し出して、ホテルまで帰った。 『パッキング』 もうそれからが勝負。 ただでさえトランクへのパッキングは面倒臭いのに、割れ物を買っているから更に大変なのだった。しかし、このホテル、部屋の広さだけは十分あったので、二人離れた場所で黙々と自分の戦利品の品とかをパッキングしはじめた。 その時、思った。 こうやって自らの足で歩いて見つけた物を、またこうして日本に持って来る事を考えたら、とてもアンティーク市で値切ったり出来ないなーと。 自分が経験して初めて人の痛みって分るんだよね。 大きなダンボールをカッターで切り、縦横深さの決められた長さにして、そこに航空会社の重量制限以内の重さ23キロ以内にする。これが一番苦労した。 こうして、ほとんど寝たか寝ないかの睡眠で、日本へ帰る朝を迎えた。 ~つづく~
by mismis10
| 2013-04-02 23:59
| 2013・イギリス
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