お伊勢参り・⑪・陰陽師さん

祈祷師とおぼしき女性は、60代後半ぐらいに見えたが年齢不詳。
上下真っ白の服を着ていた。良く見たら、レースのブラウスとロングスカートの組み合わせだった。とてもボリューム感のある年配女性だった。

その女性が、若い背広を着た男性3人と、女性2人を並べた後ろで、次々とその人達の背中に、何やら唱え事をしていた後に、一人づつ、背中をバンバンと叩き出した。

なんだなんだと、皆、小さなお社の前に並んでその様子を見ていた。
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何かお祈りが終わった所で「7回、ありがとうございますを唱えなさい。」とその若者達に言った。皆さん、それを唱えていた。

思わず私のそばに居たお付きの秘書みたいな屈強な男性に小さな声で「あの方はどういう方ですか?」と聞いたら、その男性は、ちょっと間があった後で「陰陽師みたいな方です」と答えた。

私は実物の陰陽師さんを見たのは初めてだった。

並んで祈祷してもらった皆さんは、終わったあとで荷物をまとめていた。
お社の前が空いたので、さっき並んで様子を見ていた人達が、次々と参拝して行く。

陰陽師さんも秘書みたいなさっきの男性の方達も帰ろうとしていたが、何故かそこで陰陽師さんだけが私達の方を振り返る。

バッと後ろを振り向き、真後ろにいたMちゃんと私に向かって、
「あなた達、何処から来たの?」「これもご縁よ」「拝んであげるから並んで」と声が掛かる。

そういう体験は初めての私はびびっていたが、Mちゃんは堂々として、違和感無く言われた通りにする。(ええ~、やってもらうの?)と一瞬思ったが、どういう訳か、素直に二人並んでお社の前に立つ。断われる雰囲気では無かった。

訳が分らないまま私もバンバンと背中を叩かれ祈祷してもらい、さっきの人達みたいに7回「ありがとうございます」を言っていた。

陰陽師さんは、終わった後で
「はい、これであなた達は8年、長生き出来るわよ」と言い放った。
(後で考えたら、一体、何歳から8年伸びるのだろうかと思ったが。それは言わなかった。)

「これから私は東京にいかないと」「ご縁があって良かったわね」と言いながら、大勢の取り巻きみたいな人達に囲まれて坂道を下りて行った。
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不思議な経験だった。
が、もっと不思議だったのは、Mちゃん。

こうした祈祷師だか陰陽師だか、そういう人に、どこか旅に出るたびに何故か偶然会うのだそうだ。もう数回こうした人に偶然に出くわしたと告白。(ありえないだろう。私はこの歳で初めての経験。)彼女がこういう人に会っても妙に平然としていた理由が分った。

そこから、湧き水をペットボトルに入れて、さっき来た道をまた歩いて帰って来た。タクシーの運転手さんから福島県の若松市と伊勢市との関係などを聞きながら駅まで戻って来た。


ちなみに「天の岩戸」は厄除けの神様らしい。
私らの厄は、これで完全に払ったのかも。
いや、少なくとも8年分は。


(はぁ~、長い。本日終わる予定でしたが、駄目でした。汗。)

~つづく~

多分、明日が最終回。(だといいな。)
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by mismis10 | 2012-11-06 22:47 | お出かけ(2012)
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